7/30(土)、社会学部で開講の科目「社会学の実践」の一環として、小学生向けのワークショップ「大学生といっしょに竹細工をしよう!!」を関ヶ谷市民の森 いこいの広場で開催しました。当日は、26名の小学生が参加し、関ヶ谷市民の森愛護会の協力のもと、社会学部の学生がサポートを行い、竹を使って世界に一つだけの箸やペン立て、コップを作りました。
2022年春学期の「社会学の実践」科目では、「まちづくり」をテーマに研究を行っており、キャンパスがある金沢釜利谷地区をフィールドに地域活動の調査を実施しました。研究の一環で関ヶ谷市民の森愛護会にインタビューを行い、4月にはタケノコ堀り、6月には梅の収穫など愛護会主催の活動に参加してきました。学生は、活動を通して感じた「市民の森があることが地域の人たちに知られていない」、「市民の森で何ができるのかわかりにくい」といった課題の解決に向けて、今回のワークショップを企画し、チラシや応募フォームの作成、イベント当日には小学生の竹細工作りのサポートを行いました。
ワークショップでは、社会学部4年のリーさんと小田さんが司会を務め、およそ1時間という限られた時間の中、小学生たちがそれぞれ世界に一つだけの物を作るべく、竹細工作りに打ち込みました。慣れない小刀を使った作業に苦労しながらも、愛護会の方に「初めてとは思えないほど上手」と褒められると、「楽しかった。帰ってからまたやりたい」と子どもたちは話し、竹細工の楽しさを知ってもらうことができました。
小学生対象のワークショップを開催することで、保護者世代にも市民の森があることを知ってもらい、今後、他の活動への参加に繋げることを目指したこのイベント。実際に参加した小学生の保護者の方からは、「近くにこんな場所があったとは知りませんでした」、「以前から気になってはいたのですが、なかなか行く機会がなかったので、このイベントを通して来ることができてよかったです」と市民の森を知る機会になったようでした。「普段はどのような活動をしているのか、いつ来ても大丈夫なのか」といった質問も寄せられ、愛護会の方々が活動について説明を行う場面が見受けられました。
今後も関東学院大学では、学生が自身に身近なテーマについて考え、選択肢を広げる機会を提供していきます。社会学部4年の内田海斗さんは、「昨年、一昨年はコロナ禍で、対面での授業が減ってしまったので、大学生活の最後に何か活動をしたくてこの授業を履修しました。自宅が市民の森の近所だったのですが、愛護会があることや活動をしていることは知りませんでした。授業内での準備は時間が足りず、企画を行うことは大変だったのですが、愛護会の皆さんと協力して当日を迎えられました。参加してくれた小学生たちも楽しかったと喜んでくれ、笑顔で作業をしている姿を見ることが出来たのでよかったです」とイベントを振り返りました。内田さんは住宅メーカーに就職する予定で、「授業を通して学んだ地域の課題や少子高齢化といった社会課題の知識を活かしていきたいです」と語りました。愛護会の方々からは、「私たちだけではできることが限られることもあるので、大学生が協力してくれると刺激になり、凄く助かります」といった声があり、学生ならではの視点を活かして地域の活動に貢献していくことが出来ると感じている様子でした。
今後も関東学院大学は、学生が地域活動に参加し、地域活性化の一助となる機会を提供していきます。
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