8/4(木)、「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」が行われました。このプログラムは、JSPS 科研費 JP22HT0060の助成を受けており、大学の研究室の最先端の研究成果に触れ、小学5・6年生、中学生、高校生に科学の面白さを体験してもらうことを目的としています。看護学部の永田 真弓教授による「病気別の食事を考えた自分カルテ作り’22-人形のおなかを見てさわってきいてみよう-」という今回のプログラムは、19名の小学5・6年生が参加しました。
毎日の食事で口にしている食べ物とそれらの栄養素、消化管の仕組みや健康状態による腸音の違いに関する講義を行ったほか、看護学部の4年生も参加し、人形や絵本を用いた視覚的な説明や、講義の内容をおさらいするクイズの出題などを行いました。内臓の種類や位置関係をパズルのように学び、小腸と大腸の長さを計測するなど、普段目にする機会が少ないエプロンやモデル人形を使った学習に、参加した受講生からは「すごい!」「面白い!」といった声があがりました。
また、講義では、腸音と呼ばれる腸の中の音の種類によって、自分の状態を知ることが出来るということが伝えられました。数名が、理科の授業などで聴診器を使ったことがあると答えましたが、実際に自分の腸音を聞くことは初めてだったようで、普段は気づかない自分のおなかの調子を音で知るなど、楽しみながら学んでいる様子でした。看護学部の学生による3択クイズでは、一番の盛り上がりを見せ、受講生はそれぞれ自分の思う答えを選び、理由を聞かれた際には講義の内容をもとにしっかりと回答する姿が見られました。
看護学部4年の姜 侑利さんは、「最初は緊張しましたが、徐々に子どもたちも心を開いてくれたので、私も緊張がほぐれました。自分から話しかけてくれる子もいましたが、話しかけないとなかなか話してくれない子には、疑問形で話しかけるように気を付けて話しかけるようにしました。短い時間でしたが、子どもたちが友達になる様子やプログラムの中でも変化していく姿を見ることが出来たことは、自分にとって貴重な経験になりました」と語りました。
最後には、永田先生から参加した受講生たちに修了証書が渡され、未来博士号の称号が与えられました。
今後も関東学院大学は、小中高生が大学の研究に触れ、科学の面白さを体験できる機会を提供していきます。
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