8/7(日)、8/8(月)の2日間、横浜・金沢八景キャンパスに小学生を招いて、土木や都市防災を学ぶ学生がレクチャーするアートどろ団子教室が開催されました。本イベントは、理工学部土木・都市防災コースの学生たちが活動する「土木系女子学生の会」および「土木学系サイエンスコミュニケーター」と総合研究推進機構が共催し2010年より続く人気のプログラムです。新型コロナウィルスの影響で3年ぶりに開催された今回は、2日間で約80名の子ども達と保護者が参加し、大学生とともに、陶芸用の粘土と絵具を使ったカラフルで光沢のあるどろ団子づくりを体験しました。
構造物を支える基礎である地盤は、砂、粘土、石などの様々な土から構成されていますが、その強度により起こりうる災害も異なります。本イベントは子ども達がどろ団子の素材である土の性質に触れ、土木や都市防災に興味を持ってもらうことを目的としています。
イベントは、好きな色の絵具を粘土に混ぜてどろ団子をデザインすることからスタート。もともとの泥の色があるので、赤や黒は少量の絵具でもきれいに発色しますが、白や黄色は多めに絵具を加えないと発色しません。また、絵具を入れすぎると粘土が柔らかくなりすぎてしまうため、加減が重要です。大学生のアドバイスを受けながら、楽しそうに粘土をこねる子どもたちの姿が見られました。
まるめたどろ団子は、乾燥させた後、表面が滑らかになるように削り、光沢を出すために磨く作業が必要となります。粘土の粒を同じ向きにそろえる役割を果たすハンドクリームをどろ団子の表面に少量塗り、小瓶の側面を使って磨いていきます。ここからは子ども達とともに保護者も手伝い、親子でどろ団子づくりを楽しむ姿が見られました。
理工学部土木・都市防災コース4年で土木系女子学生の会会長の小向春花さんは「1年次に実施して以来、久しぶりのどろ団子教室の開催でした。前回とは異なり、コロナ禍のため参加者数を減らしたりテーブルの置き方を考えたりと工夫し、2日間無事に実施できて良かったです」とイベントを振り返りました。
今後も関東学院大学では、学生が自身の研究について社会へ伝えることができる機会を提供していきます。
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