8/8~8/27の3週間、韓国・釜山にある韓国海洋大学で開催された「韓日共同高等教育留学生交流事業」に理工学部と人間共生学部から計10名の学生が参加し、関西や沖縄の他大学の学生も含めて計20名が参加しました。韓国海洋大学と本学は、2013年より学術・人的交流があり、材料表面工学研究所が主催するMSST国際シンポジウムや科学技術復興機構(JST)のさくらサイエンスプログラムなどを通して同大学の教員や学生を招いて交流を続けています。韓国海洋大学は島の中心に位置し、周辺が海に囲まれていることから、そうした資源を活用した教育が特徴的な大学です。今回のプログラムは、韓国政府(教育部・国際教育院)からの支援のもと韓国内の10の大学で行われた短期プログラムです。
韓国海洋大学は1945年設立の国立大学で、釜山広域市の影島区という島にキャンパスがあり、周辺が海に囲まれています。今回の研修では、海洋生物に関する講義や国立海洋博物館の見学、海洋実習で使われている船への乗船、韓国語や韓国の伝統文化を学ぶ講義が行われ、最後にはプログラムを通して感じたこと等を発表するプレゼンテーションが行われました。
国立海洋博物館内水槽
韓国海洋大学 実習船「HANNARA」
プログラム中は、海洋大学の学生がバディとして、講義のサポートや現地の案内などを行ってくれました。バディとのコミュニケーションは、英語や韓国語で、帰国後も連絡を取り合っている学生もおり、両行の学生が交流を深めた様子が伺えました。
講義では、韓国海洋大学で実習に使用されている船へ乗船し、船内に搭載されているシミュレーターを使用した操縦体験なども行われました。理工学部4年の松浦万裕さんは「ロボティクスコース※に所属しているため、船の構造などに注目して船内を見学したのですが、船に搭載されているエンジンを見たときは、車のエンジンとは比べ物にならない大きさで圧倒されました。船自体の構造に加え、船での貿易についての講義があり、とても興味深い内容で楽しく学ぶことが出来ました」と語りました。
関東学院大学の学生たちによる研究発表
その他にも、韓国の伝統文化を知る講義の一環で、伝統料理を実際に作って試食したり、寺社を参拝するなど、現地での生活を通し知ることが出来たことも多かったそうで、「初めて韓国を訪れ、日本との文化の違いや韓国人の人柄といった、現地に行かなくては分からないことを知る機会になり、とても貴重な濃い時間でした」と研究発表を行なった学生たちは振り返りました。
紫芋を練りこんだ韓国の麺の製麺を体験
民族衣装のチマチョゴリを着用した
関東学院大学の学生
今回のプログラムをきっかけに、関東学院大学と韓国海洋大学は交流を深めていく予定です。
※ロボティクスコースは2020年度から学生募集停止、2021年4月より新たに先進機械コースとしてスタートしました
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