パシフィコ横浜で行われたアジア栄養士会議に栄養学部の教員と学生が参加しました。

#アジア栄養士会議 #栄養学部 #管理栄養士 #栄養ケア・ステーション

赤色ポロシャツはボランティアの学生

8月19日(金)~21日(日)、パシフィコ横浜で第8回アジア栄養士会議(ACD2022)が開催されました。この会議に栄養学部の1~4年生が100名近くボランティアとして参加し、栄養学部田中弥生教授がパネリストとしてワークショップに参加しました。

アジア栄養士会議は4年に1度、アジア栄養士連盟(AFDA)加盟国において開催され、日本での開催は今回が初めてです。今回のACD2022のテーマは「明るいアジアの未来のために持続可能な健康社会の実現を目指して ~現代の課題解決のために、混乱する栄養情報への対応~」。アジア17か国の栄養士や栄養学者など、1137名が参加し、講演やシンポジウム、ワークショップ、ポスター発表を中心に、各国の栄養課題や対策、施策について活発な議論が会場では交わされていました。

パネリストとしてワークショップに登壇した田中教授は、「私からは栄養ケア・ステーションの役割や必要性について話をさせていただきました。栄養ケア・ステーションは、食・栄養の専門職である管理栄養士・栄養士が所属する、地域密着型の拠点です。地域住民の方はもちろん、医療機関、自治体、健康保険組合、民間企業、保険薬局などを対象に管理栄養士・栄養士を紹介し、用途に応じたさまざまなサービスを提供しています。この栄養ケア・ステーションが日本国内でどのくらい、またどのような場所にあるのかという説明を行い、認定栄養ケア・ステーションとなっている『BALENA』をビデオで紹介させていただきました。ディスカッションでは、オンラインで参加されていたシンガポール在住の管理栄養士の方から、『管理栄養士や国が支援して、栄養支援ができる取り組みを行っている日本は素晴らしいと思います。栄養と食に対する意識がアジア諸国の中でも非常に高く、私たちの国もそういったシステムを浸透していくべきだと強く感じました』とコメントをいただきました。また今回は初めての英語での講演だったので今までと違った準備があり大変でした」とワークショップへの反響の嬉しさと、慣れない環境での講演の苦労を語りました。

ボランティアとして参加した栄養学部4年生の谷知紀さんは、「主な仕事は会場の外で案内板を持つ係でした。海外の方から質問されることが多く、とまどいもありましたが充実した経験ができました。本当は1日だけの担当だったのですが、日本栄養士会で昨年度アルバイトをしていた際にお世話になった会場運営者の方と顔見知りだったこともあり、全日ボランティアとして参加させていただきました。空いた時間でワークショップや展示を見たかったのですが、想像以上に忙しく、時間が取れずほとんど見ることが出来なかったのは残念です。今までもこういった会議や学会、シンポジウムなどに参加し聴講していますが、大学では学ぶことの出来ないような内容を、現場の管理栄養士の方々から聞くことが出来るのはとても貴重な経験ですし、自分の将来を考えるための強い刺激になっています。今後も多くの学会やシンポジウムなどに参加して、管理栄養士としての生きた知識を身に付けていきたいと思っています」と今回のボランティアの感想や、今後の抱負などを口にしました。

また栄養学部の学生たちに対して田中教授より、「管理栄養士の免許を取得することを最終目標にしている学生が多いですが、考えてほしいのは管理栄養士になってからの仕事、それからの人生です。自分が将来どういったことをやってみたいのか考えた上で、学生のうちに幅広い知識や経験を身に付けてほしいですね。そうすることで視野が広がり、多角的な方向から管理栄養士の仕事だけでなく、様々な物事を捉えていくことが出来ると思いますし、今後の人生の糧に必ずなると考えています」と熱い想いを込めたコメントをいただきました。

田中弥生教授と谷知紀さん

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