10月14日(金)、いすゞ自動車株式会社による出張授業が行われました。この出張授業は日本自動車工業会と各大学との連携によって実施されています。自動車メーカー各社の経営トップらが自ら講師となり、クルマ・バイク、ものづくり産業の魅力や今後の自動車産業についての話だけでなく、自身の体験談や学生たちへ向けたメッセージなどを熱く語る機会となっています。コロナ禍の影響で2020年は中止、昨年はオンラインでの開催となりましたが、今回3年ぶりに対面形式で実施が出来ました。授業には理工学部機械学系の学生が多く参加し、講師の話に興味深く耳を傾けていました。
いすゞ自動車株式会社による出張授業の内容は、「運ぶを支える先進技術」。講演していただく執行担当の津山浩一氏は本学工学部(現:理工学部)出身です。最初に津山氏からは在学時の思い出話から、日本の物流におけるトラックの役割や社会課題についてお話ししていただきました。その後は安全面を考慮した自動運転のシステムや、運行管理や稼働サポートのネットワーク技術など、いすゞ自動車の革新的な技術について動画を交えながら紹介。受講している学生たちも、触れる機会が少ないトラックの最新技術の紹介動画に目を輝かせながら、津山氏の講演を聞いていました。
講演の最後には質疑応答がありました。学生たちからはこの自動運転システムやネットワークシステムについて、「電波が届かない場所ではどう作用するのか」、「トラックを開発し、市場に出るまでにどのくらいの期間を要するのか」など、疑問を投げかけました。津山氏はその質問ひとつひとつに丁寧に回答し、他の学生たちもそのやり取りを真剣に聞き入っていました。
今回の講演を聞いた学生からは、「自動運転システムは耳にしたことはありましたが、本日の講演を聞いていすゞ自動車の技術に驚きました。また、一般乗用車と比べて、車幅や内輪差や停止距離の特性の違いがあり、独自の技術が必要となるということで、いすゞ自動車の持つ技術力や、商用車ならではの課題やニーズに対応する企業としての理念がとても素晴らしいと思いました。今後、いすゞ自動車のトラックを見かけた時はこの講演を思い出し、他のメーカーとの違いなどを観察してみたいと思います」と感想を述べました。
関東学院大学は今後も企業と連携した教育を推進していきます。
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