横須賀美術館で開催された「Koyart」の展示・販売イベントに建築・環境学部と大学院工学研究科建築学専攻の学生らが参加しました。

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11月5日(土)、6日(日)に横須賀美術館 海の広場にて開催された、koyartで制作された野菜の販売小屋の展示と横須賀・三浦半島で作られた野菜を販売するイベント「koyart~小屋とアートと地域の新鮮野菜に出会う~」に建築・環境学部と大学院工学研究科建築学専攻の柳澤研究室、粕谷研究室、酒谷研究室が参加しました。

「koyart」とは、三浦半島に設置されている無人野菜販売所の課題解決に向け、2018年から始動しているプロジェクトで、本学からは、柳澤研究室、粕谷研究室が参画し、これまでも実際に製作した野菜販売所での販売イベントに参加してきました。今回の横須賀美術館でのイベントは昨年に続き2回目の開催となり、本学からは新たに酒谷研究室が加わり、昨年度制作した『ベジー』と、新作の『きるうら』『べじたぼうる』を加えた計3作品での展示・販売を行いました。

三浦・横須賀地域では、軒先で野菜が干されていたり、おすそ分けに近い感覚で家の玄関付近の無人販売所に野菜が並んでいます。そんな生産地の軒先で吊るされている風景を思い浮かべながら、親しみを込めたアイコニックな無人販売所『べじたぼうる』を設計したのは、今回が初参加となる酒谷研究室の関拓海さん(工学研究科修士2年)。関さんは「格子を組んだデザインで製作した軒下をイメージした『べじたぼうる』は畳2畳分で、最も小さいタイプのお茶室と同じ広さにしています。野菜を販売する機能に加えて、お茶を飲んだり、好きなことをして過ごせる空間もあわせて生み出せればとの思いも込めました。今日は『べじたぼうる』で販売しているレモングラスやミントを使用して、実際に軒下でお茶を入れたいと思っています」と無人販売所としてだけでない「koyart」の活用の可能性を語りました。

柳澤研究室では、三浦半島にある無人野菜販売所の術を参考にして農業資材のみを使用した『きるうら』を制作しました。『きるうら』のシルエットはアーチパイプを骨格とし、綿を不織布・防水シート・烏除けネットで包まれています。制作に関わった馬場夏月さん(工学研究科修士2年)は「『きるうら』は衣食住の『衣』を意識し、小屋にワンピースを着せるイメージでデザインされています。農業資材を使用して手縫いで製作しました。野菜を並べる棚には波板ポリカを使用し、きれいな光が野菜を包む空間をつくりました」と設計のコンセプトを説明しました。

また、昨年に引き続き展示・販売が行われたのは粕谷研究室で製作された『ベジー』。ペンギンの親子をイメージした『ベジー』のかわいらしさに来場者も足を止めて学生たちの説明を聞いていました。

来場された方々は見慣れない「koyart」の説明に熱心に聞き入り、そこで販売されている野菜をたくさん抱えて帰る様子が見受けられました。

関東学院大学は今後も地域と連携した実践的な学びを推進していきます。

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