「YOKOHAMA RePLASTIC フォーラム」が開催され、理工学部先進機械コースの武田克彦准教授と人間共生学部共生デザイン学科の佐野慶一郎教授が共同でブース出展しました。

#YOKOHAMA RePLASTIC フォーラム #プラスチック資源循環 #持続可能な社会 #3R+Renewable

11月22日(火)、横浜市役所アトリウムで「YOKOHAMA RePlastic フォーラム」―プラスチック資源循環の現状と展望について―が開催され、理工学部先進機械コースの武田克彦准教授と人間共生学部共生デザイン学科の佐野慶一郎教授が共同でブース出展しました。YOKOHAMA RePlastic フォーラムは、横浜メディアビジネス総合研究所(YMBL)と横浜市の共催により、プラスチック対策に関する情報提供と情報発信を目的としたフォーラムです。

今回のフォーラムでは、経済産業省 産業技術環境局 資源循環経済課総括補佐として「プラスチック資源循環促進法」の執行や資源循環経済政策の企画立案を担当されている、吉川泰弘氏が登壇し、4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」の目的や狙い、事業者に期待していることなどについて講演しました。
「プラスチック資源循環促進法」が原則とするのは、3R+Renewable。製造のために消費する資源を減らしたり(Reduce)、使用済み製品を繰り返し使用(Reuse)した上で、製造に使用する資源を再生が容易なものに置き換え(Renewable)、廃棄された製品を原材料等として使用(Recycle)し、廃棄を前提としないものづくりを促進します。
会場内のブースでは、さまざまな事業者のプラスチック対策やSDGsに関する取り組みが紹介されました。

本学のブースでは、武田准教授のリサイクル燃料についての研究や佐野教授の医療廃材のリサイクル事業、また、両教員と市内企業が共同研究しているエコ・トラックの環境評価について紹介するパネルが展示されました。武田准教授は、ペットボトルキャップなどの廃プラスチックを分解して燃料油を精製。それを利用し、ディーゼル発電機で電力を得る研究をしています。リサイクル工学や環境政策論を専門とする佐野教授は、医療廃材のリサイクル利用の可能性を広げる研究に取組んでいます。医療廃材(医療器具の梱包ポリ袋などの非感染性ゴミ)に大学で回収されたペットボトルのキャップ、国内で伐採された抗菌性のある竹を粉砕混合させ、強度や色、衛生面に配慮した箸やコップなどの食器類製品を開発。製品のおよそ40%でリサイクル原料が利用されています。また、両教員によるエコ・トラックの環境評価では、普及が期待されている電気トラックは、バッテリーを多く積んだ分荷物の積載量が少なくなるため、火力発電に依存する日本では、電気エネルギー使用による環境メリットは大きくない。との評価結果を提唱しています。

会場には熱心に両教員の説明を聞く来場者の姿が見受けられました。

関東学院大学は今後も持続可能な社会をめざすことを目的とした研究を推進していきます。

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