11/1(火)、横浜市緑の協会、NPO法人Aozora Factory、金沢区役所共催の「海中探検」に理工学部の友野和哲准教授、髙橋聡准教授、堀田智哉講師、新家弘也講師と理工学部の学生4名がボランティアとして参加しました。
横浜市唯一の海水浴場をもつ海の公園で行われたこのイベントは、最先端の技術である水中ドローンを使った海中探索とともに、地域の子どもたちへ金沢区の海が持つ魅力の発信を目的として、昨年度より実施されています。今年は横浜市立金沢小学校5年生の児童に向けて水中ドローンの映像をリアルタイムで配信しました。
イベントに協力した堀田研究室、新家研究室に所属する学生4名にお話を伺いました。
徳江快斗さん(生命科学コース4年)は「環境問題について研究を進めていますが、今まで学内での活動が多く、直接自然に触れる機会がなかったので、新たな発見があればと思い、参加しました。実際に海中を観察すると、予測していた場所と全く違う場所に魚が集まっていて、水温や天気など少しの変化で予測が狂ってしまう『自然』の本質を改めて実感しました」とイベントを振り返りました。
熊谷圭祐さん(先進機械コース3年)はイベントの準備に費やす時間の長さに驚いたそう。「当日は朝早くから集合し、イベント成功へ向けてシミュレーションを何度も重ねました。イベント中、何度かトラブルはありましたが、中断することなく無事に終了し、安心したとともに何事においても念入りな準備が成功へとつながることを学びました」と話しました。
水中ドローン
金沢区の職員と協力して小学生を会場まで案内した松原佑さん(先進機械コース3年)は「長時間歩くので、子どもたちと仲良くなるために、学校やアニメのことなどについて話しながら歩きました。最初は中々打ち解けられませんでしたが、最後は会話が途切れることなく、子どもたちと距離を縮めることができました」と話します。「学外のボランティア活動に参加するのは初めてでしたが、学外の方と関わることで、学びの幅が広がりました。今後も積極的に学外の活動に参加したいです」と意気込みました。
元々、海や魚に興味があったという小黒智広さん(生命科学コース4年)は「水族館や緑の協会の方との交流や海中探索に魅力に感じ、参加を決めました。海中にはメバルやブダイ、イカナゴなど自分が思っていた以上に多くの魚が共存している様子を目の当たりにし、見入ってしまいました。ボランティア活動での経験や研究を通じて得た知識を卒業後も活かし続けたいです」とイベントの様子と今後について話しました。
自身の研究室に所属する学生とともにイベントに協力した新家講師は「学生にとって自分の研究内容を学外の方に向けてどう発信するかを考えるきっかけになったと思います。今回のイベントには応用化学、情報ネット・メディア、先進機械、生命科学の4つのコースが横断して参加したことで、学部としての話が広がり、良い刺激になりました。今後もコースを横断したプロジェクトを増やし、理工学部の社会連携教育を推進していきます」と話しました。
また、堀田講師は「大学を卒業すれば、これまで以上にさまざまな方と関わることになります。学生のうちに学外の方との交流を通じて、学生のコミュニケーションスキルを少しでも養ってほしい」との思いで自身の研究室に所属する学生に対し、イベントの参加を呼びかけたといいます。「学生の反応をうかがいながら、工場見学会やボランティア活動など地域と連携する活動を増やしていこうと考えています」と今後の展望を話しました。
関東学院大学は今後も社会連携教育を通じ、地域の魅力を発信する機会を提供していきます。
左上から、新家講師、堀田講師、髙橋准教授、友野准教授
左下から、徳江さん、小黒さん、松原さん、熊谷さん
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