10月28日に、社会学部の学生が神奈川県社会福祉協議会を見学しました。
この見学会は、住民主体による地域づくりやボランティア・当事者の社会参加などについて、神奈川県社会福祉協議会がどのような役割を果たしているのか、見学して学び、仕事に興味、関心を持つことを目的に実施しています。
神奈川県社会福祉協議会と神奈川県共同募金会、関東学院大学社会学部の3者が共同で開催し、今年度で2回目の開催となります。
社会福祉について学ぶ9名の学生が参加を希望し、なかには昨年度に引き続き2年連続で参加してくれた学生もいました。
昨年度は短いプログラムでしたが、今年度は内容を充実させ、終日開催のプログラムを企画。
午前中は社会福祉センターの見学、神奈川県社会福祉協議会で働く職員による講義が行われました。講義では、社会福祉協議会の成り立ちや役割、ボランティアセンターの役割について説明がありました。
説明後の質疑応答の時間、社会福祉協議会を就職先に選んだ理由を学生に聞かれ、「大学時代にお世話になった先生に、『すべての福祉は地域福祉に繋がります。児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉など、いくつかの分野に分かれているが、児童も、高齢者も障害者も、みんな地域の中で暮らしています』という話を聞いて、当時は児童福祉だけに目を向けていましたが、地域福祉に関わる社会福祉協議会を志望するようになりました」と就職活動時代のエピソードを話していただきました。
午後は静岡県の被災地支援を行った職員の方から、被災地の様子や支援について体験談を交えた講義が行われました。災害時に災害ボランティアセンターを立ち上げることも、社会福祉協議会の重要な役割であり、コロナ禍の影響で、他県へのボランティアが久しぶりだったことや、神奈川県下の市町村社会福祉協議会からも職員が派遣されていたこと、他県の社会福祉協議会職員とも協力して被災地支援を行ったことなどを話されました。
また職員の方から、どうやったら若者にボランティア活動の情報が届くのか、学生たちから意見を聞きたいと逆質問がありました。「どういったSNSで情報を得ているのか」、「ボランティア活動の情報はどうやって知るのか」、「福祉の授業や実習、またどんな福祉分野に興味があるのか」など、若者の感性や実態についてディスカッションを行いました。
見学会を終えた学生からは、「授業の中で学んでいる社会福祉の内容が、現場で働いている職員の人たちの話を聞いて、よりリアルにイメージすることができました。社会福祉人材の確保や育成など、次世代にもつながる社会福祉を実現するために、社会福祉協議会が重要な役割を果たしているということがより理解できました。今後もこういった社会福祉に関わる仕事をされている方の話を聞き、知識を深め視野を広げていきたいと思います」と感想を口にしました。
関東学院大学は今後も地域社会の解決に向けた実践的な教育を展開していきます。
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