国際交流イベントとして、日本の伝統文化である茶道の体験が国際センターで行われました。

#国際交流 #茶道

11月29日(火)、横浜・金沢八景キャンパスのForesight21、1階グローバルラウンジにて、日本の伝統文化である茶道が体験できる、国際交流イベントが開催されました。このイベントは国際センターが主催で企画しており、本学で茶道の授業を受け持つ非常勤講師の石川静子先生が講師を担当。全4回の入れ替え制で、当日は留学生だけでなく日本人学生も参加し、体験を通じて交流を深めていました。

最初に石川先生より、お茶たての手本を学生たちへ披露しながら、茶道について解説を行いました。お茶をたてる部屋には掛け軸や花を飾ることが多いのですが、本日は簡易的に扇と花を置いたとのこと。扇に書かれた文字や、花の意味などについて説明し、参加した学生たちは伝統ある日本文化について、感心した様子で聞き入っていました。

 

石川先生がたてたお茶、季節のお菓子が参加者に配られ、「抹茶は先にお菓子を食べて、甘さが残っている中ですすると、とても美味しいです」とアドバイスを受け、お菓子と抹茶を交互に味わいました。口にした留学生からは、「お菓子単体だと甘みが強いですが、抹茶と一緒に味わうことで苦みが合わさり、絶妙なバランスの味になることに感動しました」と今まで体験したことない味覚に驚いているようでした。

最後は実際に参加者たちが抹茶をたてる体験を行いました。茶碗と茶筅(ちゃせん)、また干菓子が参加者に配られ、石川先生から、「茶碗を自分の前に近づけ、茶筅を時計の12時と6時の方向に早く動かし、力が入らないと思ったら立ち上がってやった方がやりやすいです。手首のスナップを効かせて、茶筅は少し浮かした状態で大丈夫。流儀によって泡立ちの程度は違うのですが、泡が立っている方が味がまろやかになります」と、具体的な指導を受け、参加者たちは楽しみながら抹茶たてを行いました。

 

自分たちがたてた抹茶とお菓子をいただいた参加者からは、「先生がたてたお茶と味が違う」「自分はこっちの方が好み」など、色々な感想を口にしながら、体験を楽しんでいました。

今回の茶道体験に参加した中国からの留学生、理工学部2年生の黄俊傑さんは、「日本の大学で、こういった伝統文化に触れることができたことは、私のような留学生には貴重で素晴らしい経験でした。国際センター主催のイベント参加は今回が初めてではないですが、興味を持っていた茶道の体験が出来てとても嬉しいです。抹茶と和菓子の味のバランスも中国のお菓子や飲み物では味わえない斬新さがあり、刺激的でした」と、日本の伝統文化に触れ、楽しんだ感想を語ってくれました。終わり際には、石川先生に、中国にいる兄弟に和菓子を送りたいが、どのようなものがオススメか質問していました。

 

国際センターでは、留学生のみならず、日本人学生も参加できるような、様々な交流イベントを企画、実施しています。同じく11月には、着物の着付け体験を実施し、参加した学生たちは、色鮮やかな着物に興奮した様子で体験を楽しんでいました。

今後も関東学院大学は、様々な国や地域の枠組みを超えた学内交流を図っていきます。

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