教育学部の学生が協力 社会福祉協議会と連携して「みんなのレストラン」を実施

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11月27日(日)、金沢区のいきいきセンター金沢で、「みんなのレストラン」が開催されました。この取り組みは、金沢区の社会福祉協議会やボランティアと、教育学部の横浜勇樹准教授のゼミナール生が連携し、2017年から継続して実施しています。当初は「子ども食堂」という名称でしたが、子どもに限らず、多世代が交流できるような場にしたいという想いから、「みんなのレストラン」という名称に変更し、年4回開催されています。

「みんなのレストラン」では、食事の提供だけでなく、参加者が楽しめるような企画を実施しています。今回は、ボランティアの方たちによるバルーンアートや皿回しの披露に加え、横浜ゼミの学生たちは、「魚釣り」、「輪投げ」が遊べる場を提供しました。学生たちは、こどもたちに喜んでもらえるような遊びの企画をゼミの授業で考え、この日に向けて準備してきたと言います。3年生の富田千晴さんは、「元々は8月にも『みんなのレストラン』を行う予定だったのですが、コロナの感染拡大の影響で中止となってしまいました。その時に実施しようと考えていた、『魚釣り』、『輪投げ』の企画を今回ブラッシュアップして準備しました。あまりお金をかけず、家や大学にある新聞紙や段ボールを再利用して遊びの道具を作成し、『魚釣り』の遊びでは、直前にゼミのみんなの案でブルーシートを敷いて海を表現したのですが、結果的に子供たちも喜んで遊んでくれたのは嬉しかったです」と準備で工夫した点や、当日の感想を口にしました。

「みんなのレストラン」実施後にゼミ内で報告会を実施。

こどもたちを始め、参加者の方たちは、食事も遊びも楽しみながら、学生やボランティアの人たちと交流を深めていました。3年生の大熊美羽さんは今回の「みんなのレストラン」を振り返って、「子供たちだけでなく、近所の聴覚障協会の方や住民の方とも交流があり、世代を超えて楽しんでいる様子がとても印象的でした。こどもたちが輪投げで遊んでいたら、輪っかを使って別の遊びを始めたので、自ら新しい発見をして楽しもうとするこどもの成長を間近で見ることが出来たのは感動しました。また今回『魚釣り』で使用した遊び道具を、こどもたちにあげたら喜んでいたのは私たちも嬉しかったです。次回の遊びを企画するときは、家でも出来て、家族で楽しめるような遊びを考えたいと思っています」と今回の体験で得た気づきと、次回の企画への意気込みを話しました。

最後に横浜先生にお話を伺いました。「このゼミでの取り組みは2017年から続けてきたのですが、コロナの感染拡大が始まり、昨年はずっと実施ができない状況でした。3月に卒業したゼミの卒業生たちは、運営委員会に毎回参加し実施準備を行ってきたのですが、卒業までに実施することが出来ませんでした。今年久しぶりに再開することができ、学生たちの努力が実ることになって嬉しいです。本来この企画は『子ども食堂』という名称でしたが、参加しているこどもたちに対して偏った見方になってしまうことや、すでに色々な人たちが参加していることから、運営委員会の中で話し合い、『みんなのレストラン』という名称に変更しました。実際に地域の様々な世代が交流できる場となり、学生たちのような若い世代がボランティアとして参加することで、他のボランティアや参加者の方たちも喜んでくださり、活気が生まれています。学生たちもこういった地域交流の場を体験してもらうことで、子どもだけではない多世代との関わりを実感することが出来て、良い刺激になっていると思います。今後もこの活動は続けていきますが、さらに発展した地域社会と関わることが出来る取り組みや企画を、ゼミや学部の垣根を越えて行っていきたいです」と今後の展望について語ってくれました。

関東学院大学は今後も地域社会の活性化に向けた取り組みや教育を推進していきます。

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