12月13日(火)に国際文化学部英語文化学科主催の「英語圏のメディアと文化」特別講義、『J-POPがつなぐ未来と世界』が横浜・金沢文庫キャンパスで行われました。本イベントは原田悦志客員教授の発案で「夢を仕事にすること」の楽しさや苦労を、今を生きる大学生に伝えたいと企画されたものです。今回はJ-POPを例に音楽がひらく未来の可能性と世界への広がりをテーマに、講師に若手シンガーソングライターの山崎あおいさんと、世界で活躍中のロックバンド・FLOWのTAKEさんをお迎えして、音楽に始めたきっかけや活動を行う上での苦労、J-POPが持つ可能性など幅広くお話を伺いました。
山崎さんは2012年にメジャーデビュー後、楽曲発表やライブ活動だけではなく、Juice=JuiceやジャニーズWESTといったアーティストに楽曲を提供するなど活動の幅を広げている注目の若手シンガーソングライターです。現在は華々しい活躍を続ける山崎さんですが、音楽活動がうまくいかず、悩んだ時期もあったそうです。「シンガーソングライターとして活動を続けていくために必要なスキルをすべて身につけ、伸ばしていこうと努力したこともありました。でも、なかなか結果に結びつかず、落ち込む日々が続きました」。そんな中で、人それぞれ生まれ持ったスキルが違うからこそ、自分の強みを磨くべきだと気づき、実践したことで道が開けたという山崎さん。積極的に強みをアピールし続けられたことが今の飛躍につながったという言葉が印象的でした。
TAKEさんは2003年にメジャーデビューした5人組ミクスチャーロックバンドFLOWのギタリスト兼コンポーザーとして活躍中です。これまでに『NARUTO―ナルト―』『コードギアス 反逆のルルーシュ』など数多くのアニメ作品のテーマソングを手がけており、その数は31曲にのぼります。また、19か国58公演を超えるライブ実績を持ち、この日もアメリカ、メキシコ、サウジアラビアでの公演から帰国したばかりと、まさに世界中を駆け回っていらっしゃいます。
FLOWの世界進出の様子や海外ファンの反応、アニメソングにかける想い、これからの挑戦など、経験豊富なTAKEさんならではの興味深い話が盛りだくさんのセッションとなりました。「今後、さらにグローバル化が進む社会で生きていくうえで、外国の文化や宗教観など、多様化する価値観を尊重していく必要があります。私自身も、実際に多くの国に訪れたからこそ知れたことがたくさんありましたし、国境を越えて人と繋がることができました。皆さんもぜひ、『セカイ』に目を向けてみてください」と最後に学生にエールもいただきました。
質疑応答では「今後、どのような場所でライブを行いたいか」「アニメ作品のテーマソングを作詞・作曲していくなかでどの程度、そのアニメ作品の世界観を取り入れているか」「挫折を経験した際、どのようにしてモチベーションを高めたか」といった質問が学生から寄せられ、山崎さんとTAKEさんはその1つひとつ質問に丁寧に回答をしてくださいました。イベントに参加した国際文化学部1年の田中愛さんは「学部の講義では、外国の文化や言語について学んでいるので、多くの国でライブを経験したTAKEさんのお話は非常に興味深かったです」と話しました。
関東学院大学は今後も多文化理解を深める機会を提供していきます。
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