12月17日(土)、横浜市立横浜商業高等学校国際学科が主催するYokohama Student Forum(YSF)を横浜・金沢八景キャンパスで開催しました。
Yokohama Student Forum(YSF)は高校生が英語のみで行う学生会議で、テーマ設定、会議で使用する資料作成、会議の運営をすべて生徒主体で行っています。横浜市立横浜商業高等学校国際学科が2005年から毎年主催しており、今年は神奈川県内外から10校が参加しました。
今年の議題はSymbiotic Society。第1部では「平和」というグローバルな問題に関心を持ち、貧困や格差といった様々な観点から「平和」につながる情勢や課題について知識を深めることを目的とし、生徒による5つの基調プレゼンテーションを行いました。
第2部では、「高校生の私たちにできることは何か」を論点に置き、難民、民族、労働者、性別、若者をテーマにした5つの分科会に分かれ、各テーマにおける解決策や高校生にもできる活動についてディスカッションを行った後、全体会で発表。生徒たちは国際交流に関心を持つ他校との交流を深め、グループディスカッションをする中で、プレゼンテーション能力や問題解決能力の向上を図るとともに英語でのコミュニケーション能力を高めることができました。
最後の講評の時間では、国際文化学部村岡美奈准教授より「高校生の皆さんから、共生社会実現に向けての興味深い発表を聞き理解が深まりました。これほどの大人数の前で英語で発表を行うことだけでも大変なことですが、皆さんはこのテーマに取り組むために何週間も、何ヶ月も勉強をされてきたことと思います。皆さんが近い将来に直面する社会は、子供の時に思い描いた社会とは異なっているかもしれません。本日皆さんが発表してくださった通り、私たちの社会は問題や課題に溢れています。しかし、皆さんが今回の課題に取り組まれたように、共に難しい問題について話し合い、お互いの声に耳を傾けて経験と知識を共有すれば、私たちの社会を改善する方法が見つかるかもしれません。若い皆さんには世界を変える力があることを忘れないでください」と参加した高校生たちへメッセージが贈られました。
・横浜商業高等学校国際学科2年 YSF実行委員長 吉川蓮さんのコメント
1日を通してのプログラムでしたが、充実していたので、あっという間に終わってしまったという感覚です。ディスカッションでは、自分が思っていた以上に活発に意見が飛び交い、楽しそうに討論する姿が見られ、有意義な時間を過ごすことができました。参加した生徒から「貴重な経験をありがとう」と言われたときは本当に嬉しかったです。YSFでの経験から、人間を知ることが社会課題解決の糸口になると考えたので、「人類学」を学ぶため、大学進学を目指しています。
・横浜商業高等学校国際学科 2年YSF実行委員長 入村小雪さんのコメント
今年の4月に実行委員会を結成してから今日まで大変なこともありましたが、吉川さんとともに実行委員長をできたからこそ大きなアクシデントもなく、無事にYSFを終えることができました。これからの社会を作っていく高校生が社会問題について考えることには大きな意味があると考えているので、今後もYSFが続いてほしいと強く願っています。「社会問題の解決に貢献できる人」になるため、語学力を伸ばしつつ、様々な視点から物事を捉えられるように学びを広げていきたいです。
今後も関東学院大学では、社会課題解決に向けて主体的に活動する高校生をサポートしていきます。
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