社会学部の小山ゼミナールが、1月20日(金)にゼミナール調査報告会を実施しました。この報告会は、調査にご協力いただいた金沢区の自治体や地域の方々へ、研究成果を伝える場として設定され、ゼミナールに所属する3年生16名が発表しました。
学生たちは、3班に分かれて防災、自然、地域コミュニティと、それぞれのテーマに沿った研究に取り組みました。
大規模災害発生時には、近隣住民やコミュニティ同士の共助が必要であることから、地域コミュニティ構築を目的とした防災イベントの提案、自然環境を守る自然保全団体の重要性を挙げ、団体へのインタビュー調査を踏まえた認知向上や新規会員獲得のための手法の検討。そして少子高齢化に伴う地域コミュニティの衰退に着目した、複数の町内会とコミュニティカフェの分析結果などが発表されました。
これらの発表からは、フィールドワークの実施や、調査を進めていくうえで発見した課題を比較するなど、調査方法に工夫がみられました。聴講していた地域の方々からも「よくまとめられていた」、「防災フェスタに期待している」との感想があがり、学生たちも喜びの表情を浮かべていました。
また、第二部では、報告会に参加した地域の方々と学生を交えた座談会が行われました。
地域の実態と学生たちの発表内容をより深く掘り下げ、課題解決に向けたSNSの利用や、釜利谷町における横浜・金沢文庫キャンパスの今後の在り方まで活発的な意見交換が行われました。
宮間大地(社会学部現代社会学科3年)さんは、「調査結果から課題解決策を提言することの難しさを痛感した時もありましたが、現場の方たちにインタビューすることで自分たちだけではわからなかった課題や様々な活動を知ることができ、自分自身の視野も広がりました。今回の調査・分析によってみえてきた、組織を継続していくための自主性の尊重の重要性など、新たな発見を得ることができたと感じています」と感想を語りました。
また、キャンパスタウン金沢*1の事業のひとつである『キャンパスタウンサポート事業補助金』をうけたことについて、「金沢区の支援のおかげでゼミナール活動の幅が広がりました。防災フェスタを企画できたのも、キャンパスタウン金沢の存在があったから。当日は、子どもたちにはもちろん、多くの地域の方に参加してもらいたいです」と話しました。
関東学院大学は今後も、自治体や議会、地域など様々な主体と連携した学びを推進していきます。
*1 キャンパスタウン金沢:金沢区、横浜市立大学、関東学院大学の三者で連携し、『大学の活力を生かしたまちづくり』を目指す金沢区の事業のこと
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