関東学院大学横浜・金沢八景キャンパスにて、「地域づくり金沢フォーラム2023」が行われました。

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3月14日(火)、関東学院大学横浜・金沢八景キャンパスのフォーサイト10階にて、「地域づくり金沢フォーラム2023」が行われました。

地域づくり金沢フォーラムは、金沢区内で活動している団体と地域で活動する同区内の大学生が活動報告や意見交換を通じて交流を深めることを目的に実施されており、枠を超えたつながりを築くことや、それぞれの活動におけるヒントを得ることができる機会となります。ここでは、キャンパスタウン金沢サポート事業補助金が交付されている団体が発表する場となり、本学からは国際文化学部西尾知己ゼミナール、社会学部小山弘美ゼミナール、経済学部中泉拓也ゼミナール、人間共生学部石井充ゼミナールの4団体、横浜市立大学からは5団体が参加し、過去最多の団体数となりました。

第一部では、西尾ゼミナール「金沢区域(特に釜利谷村地域)の歴史的景観の調査・研修」、小山ゼミナール「地域資源の発見・理解に向けた活動」、中泉ゼミナール「金沢区の交通課題、交通困難者を調査し、ナッジを用いて改善」のそれぞれのゼミのテーマに基づく研究活動が発表されました。

各団体の発表後には質疑応答の時間が設けられ、学生たちとともに、金沢区内で活動する団体に所属する方々もディスカッションに参加し、活発な意見交換の場となりました。

国際文化学部・西尾ゼミナール

社会学部・小山ゼミナール

経済学部・中泉ゼミナール

第二部では、キャンパスタウン金沢サポート事業補助金の交付が最終年度を迎える団体の報告とともに、大学の力を活用した地域活動の活性化をテーマにパネルディスカッションが行われました。ディスカッションには、第二部で活動報告をした3団体の代表者、地域代表として自治会、町内会会長の2名、両大学から2名の教授が参加し、地域が学生に、学生が地域に求めることなどについて意見交換がなされました。

補助金交付最終年度を迎える団体として、石井ゼミナールが「金沢の古道現代版の高精度画像による製作」を発表。金沢区に存在する湾曲した建造物について疑問を持ち研究したところ、江戸から明治期にかけて物流に必要な道路設備のために掘り起こした水路が残り、現代の建物にまで影響していることが当時の地図と照らし合わせて確認できたことなどの内容に対して、学生たちが熱心に話を聞いている様子が伺えました。

第二部開式にあたり小山嚴也学長は、「金沢区に2つの大学がある特性を生かしたキャンパスタウン金沢の活動を通して、大学と地域の連携がとれることを大変嬉しく思います。今回の研究活動をこれからの糧にしていってほしい」と話しました。

また、最後には副区長の小林悦夫氏より、「今年度のキャンパスタウン金沢の活動に、9団体と多くの団体に参加いただき、どの団体においてもそれぞれの成果を導き出ししていたことがとても良かったと思います。コロナ禍で制限があった中、この事業にチャレンジしてくれたことが、学生の皆さんの財産になることを願っています」と、ご挨拶いただきました。

関東学院大学は今後も地域社会の活性化に向けた取り組みや教育を推進していきます。

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