関東学院大学と海外大学が教育課程や単位互換等について協議し、双方の大学がそれぞれ学位を授与するダブル・ディグリー・プログラム。本学と留学先大学でそれぞれ2年ずつ学ぶことで(*注)、卒業時に2つの学位を取得することができます。ダブル・ディグリー・プログラムは人間共生学部コミュニケーション学科でのみ実施されている、学科独自のプログラムです。
人間共生学部コミュニケーション学科の長田海大さんは、2023年3月にダブル・ディグリー・プログラムを修了し、3月24日(金)の卒業式・学位授与式において、本学の「コミュニケーション学士」の学位を授与され、オーストラリア ニューカッスル大学の「Bachelor of Communication(コミュニケーション学士)」と合わせて2つの学位を取得しました。プログラムが始動してからダブルディグリー取得第1号となります。
長田さんは、本プログラムの協定校の一つであるオーストラリアのニューカッスル大学(以下、UON)のコミュニケーション学士の取得を目指し、まず2020年4月~12月にUON付属のランゲージセンターで学部の授業を履修するために必要な英語力を身につけるコース(Foundation Course)を受講、2021年2月よりUONの学部課程での学びをスタートさせました。コロナ禍では、UONの講義をオンラインで受講していましたが、2022年2月に現地への留学が実現。渡豪中には、現地の学生と日本人留学生の交流の場となっているUONのJapanese English Clubの幹部を務め、本学の学生とのオンライン交流会に参加協力するなど精力的に留学期間を過ごしました。長田さんは「日本と海外の大学生活を経験することで得るものも2倍。現地で各国の留学生たちと直接交流しながら学び、より一層国際的視野を持つことの重要性を感じました」といいます。
長田さんは2022年12月にUONを卒業し帰国。帰国後の2023年1月には本学の規矩大義理事長と小山嚴也学長のもとを訪れ、UONの学位を無事取得したことを報告しました。規矩理事長は「幼いころに留学をするのと、大学で留学するのとでは、感じるコト、得るモノが大きく違う。日本の良さ、システムを理解して、比較の対象としてみることができる視点を持って本学とUONの双方で学べたことはとてもいい経験になったのではないか」と話しました。また、小山学長は「コロナの影響で海外への渡航が難しかった期間を経なければならず苦労もあったと思う。そんな中でも目標を達成できた経験を後輩たちにも伝えてもらいたい。話を聞いた学生たちが長田さんに続いてどんどんチャレンジしてくれれば」と、期待を語りました。
これからも関東学院大学は、国際的な視野を広げるための多様な学びを展開していきます。
*注:留学先の大学により卒業に必要な年数が異なります。また、学部の専門科目を学ぶために必要な英語力を身につけるため、事前に大学付属のランゲージセンターにおける授業の受講が必要となり、その受講期間は個々の語学能力により異なります。
ダブルディグリー・プログラムの概要は、下記の関東学院チャンネルでもご覧いただけます。
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