中国文化研究会に所属する人間共生学部の学生9名が、沖縄県でフィールドワークを実施しました。

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3/16~18の3日間、中国文化研究会に所属する人間共生学部 コミュニケーション学科の学生9名が、沖縄県でフィールドワークを実施しました。

中国文化研究会は、国際舞台で活躍できる人材育成のために、中国語や中国文化を多方面から学び、定期的な探求的学習と学外活動を行うことを目的として、人間共生学部 施 桂栄教授の提案により2年前に発足しました。入会した学生たちは、中国の文化や異文化交流に興味を持っており、活動を楽しみにしていました。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、今回の沖縄県でのフィールドワークが初めての学外での活動になりました。

今回の研修では、読谷村にある“むら咲むら”にて、大交易時代の琉球王国の歴史と日中文化交流の歴史の調査や、那覇市歴史博物館にて「王朝文化と都市(まち)の歴史」を国宝である琉球国王尚家の伝来品・文書・美術工芸品や那覇の歴史・文化の文献調査を行いました。また、首里城では、中国や日本の建築文化にどのような影響を受けているのかを調査するなど、中国文化について幅広く学んだ充実した3日間となりました。

現地では施 桂栄教授とともに人間共生学部の山田 留里子教授も同行し、参加した学生たちは説明を受けながら見学を行いました。特に、“むら咲むら“にて見学したランタンフェスティバルは今回のプログラムの中でも特に印象に残った体験となりました。

吉田 陽香さん(4年生)は「スタッフの方の制服も中国の服装に似ている部分があり、沖縄にいながらも中国にいるかのような感覚になりました。歴史博物館は一度行ったことがあったのですが、今回は先生方の説明を受けながらの見学だったので、前回とはまた違った視点で見ることができ勉強になりました」と振り返りました。

常州大学からのダブルディグリー履修生の李 駿琛さん(3年生)は、「地元である蘇州の街並みと似ているところも多く、とても懐かしい気持ちになり、中国と日本の文化交流の長さと深さを発見することができました。特にランタンは、お祝い事のときに飾るので、春節のころなどを思い出しました」と中国との共通点を感じていた様子でした。

田邊 紗也果さん(4年生)は「今回の研修では、横浜中華街とも違う雰囲気を実際に行って体験することができ、教科書やメディアで得られる情報とは違い、実際に自分の目で見て知ることができたのはとても貴重な経験になりました。中国の文化について学ぶことができただけではなく、これまで関わったことがなかった学生同士での交流ができ、残りの学生生活でもっと交流を深めて学んでいきたいです」と意気込みを語りました。

次回は、中国文化研究会以外の学生も参加する長崎県へのフィールドワークを実施予定で、沖縄県とはまた違った視点から中国文化について学ぶことが期待されます。

今後も関東学院大学は、学生がキャンパスの外へ出て学ぶ機会を提供していきます。

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