人間共生学部の学生らを対象としたNHK「ねほりんぱほりん」の番組ディレクターによる特別講義を実施しました。

#人間共生学部 #NHK #ねほりんぱほりん #社会課題を伝える難しさ

4/21、人間共生学部の折田明子教授による科目「情報発信とメディアII(ソーシャルメディア)」内で、NHK「ねほりんぱほりん」の番組ディレクターによる特別講義を実施しました。

「ねほりんぱほりん」は、 “人形劇×赤裸々トークショー”をコンセプトとしたトークバラエティ番組で、モグラに扮した山里亮太さんとYOUさんが、ブタに扮したゲストとトークを展開するもの。過去の放送回では、『少年院に入っていた人』や『養子』といったシリアスなものから『“特定”が得意な人』、『偽装キラキラ女子』などの人間の生態に迫ったものまでをテーマとして放送しています。

講義当日は、2016年12月に放送された『養子』回を視聴したあと、番組ディレクターの山登宏史氏に「社会課題を伝える難しさ」と「メディアの舞台裏」についてご講演頂きました。

『養子』をテーマとした別番組の放送中に、血縁に対する考え方について視聴者から多くのコメントが寄せられたことをきっかけに、「ねほりんぱほりん」で『養子』について取り上げることに決めたという山登氏。「血はつながっていなくても、家族になれる」と考える人たちが増えたら、苦しむ人が減るのではないかと考え、各所へのインタビューを進めたと言います。「大切なのは、社会的課題を『知ってもらう』のではなく、『気づいてもらう』こと。報道番組やドキュメンタリーでは、つらいことが取り上げられることが多くありますが、この番組では、視聴者の心を揺さぶるようなエピソードやあえて笑いの要素を取り入れることで、多くの方にそのことについて考えて頂けるのではないかと考えています」と話しました。

また、「番組で運営している番組公式Twitterは、Twitterユーザーのプラスアルファになる内容をツイートすることを心がけています」と話します。実際に、番組公式Twitterでは、2023年1月に放送された『Twitterで婚活する人』回の番組放送中に、Twitterでの婚活において気を付けるべきポイントがツイートされ、多くの反響を呼んでいます。

普段知ることのできない番組制作の裏側やSNSを活用した仕掛けについて、学生らは興味深い様子で聞き入っていました。

講義終盤には質疑応答の時間が設けられ、若者世代にこの番組を広めるために、どのような取り組みがされているのかという質問に対して山登氏は「テレビを見る機会が少ない若者たちにもNHKを見てもらえるよう、ねほりんぱほりんのような番組を制作したり、SNSを活用してきました。ですがそれだけでは限界があると感じています。今回のように講義内で番組に触れてもらい、番組の面白さに気付いてもらう努力をこれからも続けていきたい」と締めくくりました。

関東学院大学は今後も、各研究分野から触れる社会課題について探求する機会を展開していきます。

  • sdg_icon_wheel_cmyk
  • SDGs_3

トピックスについての
お問い合わせ

関東学院大学 広報課
住所 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
FAX:045-786-7862
E-mail:kouhou@kanto-gakuin.ac.jp