建築・環境学部が、韓国の韓南大学建築学科の教授らを招いた国際交流会を実施しました。

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5/24に建築・環境学部が、韓国の韓南大学建築学科の教授らを招いた国際交流会を実施しました。関東学院大学建築・環境学部と韓南大学建築学科(※)は、建築学分野での学術交流をさらに強化していくことを掲げ、2018年に学部間の国際交流協定を締結しています。昨今の情勢により、互いの地に赴いての交流ができませんでしたが、5年を経て対面での交流が実現しました。

当日は、小山嚴也学長が「コロナ禍で止まっていた両大学と学生の対面の交流が再会できてとても嬉しく思います。今回を機に、将来共同で仕事をする仲間ができること楽しみにしています」と挨拶。大塚雅之学部長から「昨年9月にアジア圏の大学教員がオンライン上で集まって行われたシンポジウムで、継続的なスチューデントフォーラムの開催を提案させて頂きました。今日はその第1回を踏まえた国際交流と考えています。韓南大学の皆さんを歓迎します」と言葉が贈られ、プログラムがスタート。

はじめに、山口温教授(建築・環境学部)による学科紹介や、韓南大学のハン ピルウォン教授による『東アジア都市の行き先』をテーマとしたセミナーが行われました。ハン教授は人口減少に伴う空き家が増えている現地の実情に触れつつ「衰退する都市を生かす方法は、街並みを再構築すること。都市が衰退することは、ある意味空間事業に取り組むには肯定的な条件だと考えています」と述べ、現在取り組んでいる空き家の空間デザインについて紹介しました。

続いて、両大学の学生らによる作品発表が行われました。韓南大学の学生らは『大田(デジョン)市元都心の再生プロジェクト』をテーマに、大田市内の旧スポットの再生プロジェクトについて、本学の学生らは、各々の取り組んできた課題について荻尾明日海さん(建築・環境学部4年)、小原久奈さん(同学部4年)、蝶野史弥さん(同学部4年)が発表。両大学の学生は、インスタレーションから設計、その空間をどのように利用するかなど、パース図や模型を見せながら英語でプレゼンテーションしました。

質疑応答の時間では、本学の学生から韓南大学の学生へ、現地でどのようなリサーチを行っているのか、フィールドワークで上がってきた現地の方たちの声を、どこまで提案に盛り込んでいるのかといった質問が寄せられました。また韓南大学の教授から本学の学生へプレゼンテーションに対する講評や、本学の教授らに対して、抽象的なところから形にするまでの設計の流れについて、どのような指導をしているのか問いかけられるなど、活発的な意見交換が行われました。これらの通訳のすべてを、本プロジェクトのコーディネーターである李祥準准教授(建築・環境学部)が担いました。

そしてプログラム最後に設けられた懇親会では、それまでの空気とは一変。学生らが食事を楽しみながら慣れない韓国語を使って話す様子や、SNSや連絡先を交換する様子が見受けられました。

作品発表したイム スジンさん(韓南大学4年)は「同じ建築を学ぶ他国の学生と触れ合うことができとても嬉しく思います。関東学院大学の学生さんの発表を聞いて、私たちと異なる設計プロセスがとても新鮮でした。これからの学びに良い刺激となりました」と話しました。

同じく作品発表した荻尾さんは「韓南大学の学生さんのプレゼンテーションにおいて、どこの敷地をターゲットとした課題なのか、冒頭に敷地の説明していたことが印象的でした。また私たちとは異なる模型の作り方に非常に興味を持ちました。今後も交流が深められたら嬉しいです」と笑顔で話しました。

両大学は今後も継続的な交流を進めていく予定です。

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