人間共生学部で開講している「プロジェクト科目」で、3日間の長崎研修を行いました。この研修は、山田 留里子教授と施 桂栄教授が担当する2つのプロジェクト科目の合同で、4/21~23と5/12~14の2回にわたり実施。学生は、1回目と2回目のチームに分かれ、“和(日本)・華(中国)・蘭(オランダ)”文化に代表される多文化共生の街・長崎において、SDGsとの関連性を探るため、実地調査を行いました。学生たちは、孔子廟、グラバー園、出島、唐人屋敷などを訪れました。
山田教授の授業を履修している学生は、今回の研修でSDGsに関連したものを探すことを目的とし、研修終了後には各グループで研修中に見つけたSDGsに関連するものを報告。長崎カステラは、食品ロスをなくすために、形が崩れたものや切れ端をラスクにするといった取り組みを行っていることや、市内を歩いているときに見つけた誰もが暮らしやすいように工夫されている点を発表しました。
研修に参加した伊藤 実優さん(コミュニケーション学科3年)は、「今回の研修では、出島で昔の人たちの様子が再現されていたり、展示されているお皿の絵柄から外国との関わりや文化を知ることができたのが印象的でした」と元々昔の生活と現代の違いなどに興味があったそうですが、そうした点に面白さを感じた様子でした。
吉川 輝夜さん(同学科3年)は、「研修後、SDGsに対する意識が強くなりました。特に、自分のアルバイト先であるラーメン屋では食べきれずに残す人が多くいるため、最初から食べきれる量を注文できるよう、店長にポップの作成を提案しました」と研修終了後、早速自分にできるSDGsの取り組みに気づき、実践に移したといいます。
また、古川 結衣さん(同学科3年)は、「食べ物はもちろん美味しかったのですが、お店の方が、海苔巻きをサービスしてくださったり、駅まで送ってくださったりと優しくしてくださったことがとても印象に残っています。また長崎に行きたいと感じました」と、地元の方々との交流を振り返りました。
施教授のプロジェクト科目を履修している学生は、異文化交流を目的として研修に参加し、後日報告会を行うといいます。
髙橋 砂羽さん(同学科3年)は、高校生のころから第二外国語として中国語を学んでいたといい、「自分が教科書で勉強した内容について、実際に行って自分で体験して学ぶという貴重な経験ができました。特に、孔子廟の中に、孔子の言葉が天井からぶら下がっていたのがとても面白かったです」と、言語だけでなく文化背景についても関心を広げた様子でした。
長崎孔子廟3階の史料館『降る論語』
山田教授のプロジェクト科目を履修している学生は、今後も講演会などを通し、SDGsに対する学びを深めていく予定です。
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