8/4(金)、「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI ※1」の一環で、看護学部の永田真弓教授による「病気別の食事を考えた自分カルテ作り’23-人形のおなかを見てさわってきいてみよう- ※2」を開催。当日は、22名の小学5・6年生が参加しました。
「食事と栄養、食事と症状について」や「聴診器を使ってシミュレーション人形とおなかの音をきいてみよう」、「仕掛け絵本、身体エプロン、モデル人形を使って消化管を観察してみよう」といった講義が行われ、普段触る機会の少ない身体エプロンやモデル人形などを用いて、参加した小学生たちは学びを深めました。看護学部の小児看護学ゼミナールの4年生7名も参加し、身体の部位の説明や聴診器の使い方を説明したり、声がけを行うなど受講生のサポートにあたりました。
また、助手の德丸裕恭先生による、「腸音とそのきき方」の講義が行われ、元気な時と下痢の時、便秘の時の腸音を聴き比べたり、自分の腸音を聴くといった体験を行いました。参加した受講生からは「初めて聴診器に触りました」、「腸の音の違いを聞くことはあまりないので、参加してよかったです」といった感想があがりました。
プログラム後半には、学生が一問ずつ作成した全8問の3択クイズ大会を開催。途中、答えに迷う姿も見られましたが、学生からヒントを聞き、近くの人と理由を考えながら回答を導き出すなど、会場は大盛り上がり。学生からの、「どうしてこれが正解だと思いましたか?」という質問にも、講義で学んだことを踏まえて回答しており、先生や学生たちからは拍手が起こりました。
本プログラムのまとめとして、自分が病気になったときの症状を思い出しながら、自分カルテを作成。どのような症状が出やすいか、その時どうしたらよいのかを考え発表しました。
参加した学生は、「小学生とこういった機会で関わることは初めてだったため、どのように話しかければいいのかや、答えやすい質問の仕方などを考えながらコミュニケーションを図ることに努めました」、「9月には実習があり、今日の経験を活かして、もっとスムーズに子どもたちと打ち解けられるようにしたいです。就職先も小児と関わる仕事のため、卒業までにスキルアップしていきたいです」と振り返りました。
関東学院大学は、今後も小学生の科学的好奇心を掻き立てるイベントを企画していきます。
※1:ひらめき☆ときめきサイエンスとは、科研費で行われている最先端の研究成果に触れ、小学5・6年生、中学生、高校生に科学の面白さを体験してもらうことを目的としたプログラムです。
※2:このプログラムは、JSPS 科研費JP23HT0079の助成を受けております。
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