2次元(水平・鉛直)大型振動台で地震動を体験!理工学部の地盤防災研究室が関東学院六浦高等学校の「防災授業」に協力しています。

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9月26日(火)に関東学院六浦高等学校GLEクラス1年の生徒たちが大学を訪れ、2次元(水平・鉛直)振動台で東日本大震災や熊本地震の際の地震動を体験しました。

関東学院六浦高等学校の防災授業では、「防災」をテーマに生徒たちそれぞれが災害に備えて地域と連携してできることを考え、その解決に向けて半年間かけて学びます。生徒たちはハザードマップを作成し、その成果を地域の方々に発表することを最終目標に据えて取り組んでいきます。理工学部の地盤防災研究室では、防災の基礎知識や課題設定のためのアドバイスなど、継続的に関わり生徒たちの学びをサポートしていく予定です。その一環として、今回の振動台体験が行われました。

2次元(水平・鉛直)振動台は震災時に観測された地震波をもとに、震災時の揺れを再現できる試験機です。当日は、6名ごとのグループに分かれて振動台を体験。長周期地震動(東北地方太平洋沖地震)と短周期地震動(熊本地震)の違いを体感しました。東北地方太平洋沖地震の地震波は初期微動が長く続いたあと、徐々に揺れが大きくなり、いつまで続くか不安感を覚える波形となっています。対して熊本地震の地震波は、突然、縦揺れと横揺れが同時に襲ってくる、一瞬思考停止に陥るような揺れとなっています。

生徒たちは、大きな揺れを感じると同時に悲鳴を上げ、手すりに必死でしがみつき揺れが収まるまで耐えていました。「なにも意識していない日常生活を送っている中で突然この揺れに襲われたら怖い」と口々に感想を述べていました。

同研究室の規矩大義教授は、発生する可能性が非常に高いと言われている「南海トラフ地震」を例に挙げ、「南海トラフ地震の発端が西側の高知沖や紀伊半島沖だとすれば、その後関東地方での揺れが観測されるまでのタイムラグは約5分。この5分間で命を守るためにどう行動すればいいのか考えて欲しい」と話しました。生徒たちからは「5分では時間が足りない。何をすべきか難しい」と自問する様子が見て取れました。

関東学院大学は今後も大学の知見や施設を活かし学院各校との連携を図っていきます。

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