関東学院大学法学部では、各自治体が取り組んでいる市民生活、まちづくり、産業振興などの政策を、県知事、市長、町長及び関係職員が実態に即した講義を行い、実際の地方自治について学ぶ「地域創生特論」を開講しています。
これまでに、神奈川県、岩手県、横浜市などをはじめ、13の自治体等が同科目を開講していますが、昨年、関東学院大学と福島県が、東日本大震災からの復興および地域の活性化を図ることを目指し、包括連携協定を締結したことをきっかけに(詳細はこちら)、今年度より新たに「地域創生特論(福島)」を開講。また「地域創生特論(福島)」の開講記念として「福島フェア」を横浜・関内キャンパスで実施し、1Fのエントランスで物産展、併設カフェでは福島県産の食材を利用したメニューなどを提供しました。
そして、10月12日(木)には福島県の内堀雅雄県知事が横浜・関内キャンパスに来校し、「地域創生特論(福島)」の講義で講演していただきました。
講義では、内堀知事より、多大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災をめぐる福島県の現状と課題、これからの未来について説明がありました。
「福島県は現在、様々な危機を抱えています。しかし、我々はこの危機を希望へ変えるために色々なことへ挑戦を行っており、その復興への努力が福島県の真の価値、『ふくしまプライド』を再び輝かせることにつながると信じています。福島の未来を切り開いていくために、これからも新たなチャレンジを続けて行きます」と、福島県の未来についての思いを語ってくれました。
また講義の最後には、「進取果敢」と内堀知事が自ら書いた色紙を学生に見せ、「『進取果敢』とは、進んで色々なことへ挑戦していく、という意味です。この言葉は皆さんの人生にとっても大事で、皆さんにはすごく素敵な能力や可能性があるんですけど、それをもっと花開かせる、 輝かせたりするためには、自分でいろんなことをやってみるっていう気持ち、すごく大事です。 悩んだらやってみる、 あるいは苦手だからやってみる。そういったチャレンジから多くの可能性が生まれます。是非、学生生活の中で様々な挑戦をしてみてください」と学生たちへ熱いエールを贈りました。
講義の終了後、内堀知事は「福島フェア」を視察し、学生と話しながら交流を深めていました。その後はキャンパス併設のカフェ「Nathan Coffee 1884」を訪れ、福島県産のブドウが使われたパフェを実食。「ブドウの甘みがとても美味しいです。これだけ贅沢にブドウを使用しているパフェはなかなか無いと思います」との感想をいただきました。
また、地下1Fの「Bacon Books&cafe」では福島県産のお酒を紹介しており、11月2日(木)に開催される、「福島の日本酒 セミナー&ペアリング体験会」についても興味を持たれていました。
今後も関東学院大学は自治体との連携を進め、地域課題の解決に向けた取り組みを推進していきます。
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