建築・環境学部の中津研究室では地域と連携した様々なまちづくりへの取り組みを行っています。

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建築・環境学部の中津秀之准教授の研究室では、地域と連携した様々なまちづくりへの取り組みを行っています。「アスレの森」ワークショップはその中の一つです。横浜・金沢八景キャンパスの近くに位置する瀬ヶ崎小学校。その敷地内にある「アスレの森」を舞台にした、探検的な環境教育ワークショップを、中津研究室、瀬ヶ崎小学校、六浦東連合町内会が協働して2015年より実施しています。2021年、2022年はコロナの影響もあり、開催ができていませんでしたが、今年は2年ぶりに開催することが出来ました。なお、この取り組みは横浜市金沢区「キャンパスタウン金沢」の助成を受けています。

今年度のワークショップは3回に分けて行われ、7月16日(日)に1回目のワークショップを開催。1回目は「アスレの森」内を探検し、森の特徴を記録して全員で大きな地図を作りました。参加した小学校の生徒は、道や木の観察や、今まで踏み入ったことのない新たな道を開拓し、「あの道とこの道がつながっていた!」と新しい発見に喜んでいる様子でした。
8月7日(月)に行われた2回目のワークショップでは、1回目のワークショップで気づいた点を参考に、「アスレの森」に欲しい遊具や設備、改造したいところを小学生たちが模型で表現。また再度森を探検し、「植物が前来た時よりも増えている!」など、新たな発見もありました。なお、この模型の土台は中津研究室の学生が制作しています。
そして最後の3回目のワークショップは10月7日(土)に行われ、「アスレの森」内の植栽の整備、自由に使えるすのこや基地(小屋)を地域の住民方と協力して制作しました。制作した小屋やすのこに小学生たちは大喜び。2年ぶりに開催したワークショップは大成功に終わりました。

また、横浜・金沢八景キャンパスに隣接する横浜南共済病院の公開空地を、瀬ヶ崎小学校の生徒、地域住民と一緒により良い空間に改造する「みんなの『病院の庭』」ワークショップを現在行っています。こちらは横浜南共済病院より六浦東連合町内会に声がかかり、横浜市環境創造局「地域緑のまちづくり事業」の助成金を3年間受託して実施しています。こちらも中津研究室の学生が企画や運営に携わり、今年度は全3回のワークショップを企画しており、12月16日(土)に行われる3回目のワークショップでは造園職人を呼んで施工する予定です。

「アスレの森」ワークショップ、「みんなの『病院の庭』」ワークショップの企画運営を中心に行っている中津研究室の4年生、小林翔さんに話を伺いました。「環境まちづくりに興味があり、中津研究室を志望しました。ワークショップの活動では企画運営やチラシの作成を担当することになり、大変な作業が多かったですが、子ども達と関わりながらまちづくりを研究するのはすごく楽しかったです。しかし企画運営面での反省点が多かったので、現在実施している『病院の庭』ワークショップでは、反省を生かして改善し、よりよいワークショップを実現したいと思っています」と今後の意気込みを口にしました。

また、一連の取り組みに中津准教授は「こうした地域と連携したまちづくりでは、交流によって生まれる地域の活性化や子供たち、学生たちの実りある学びに結び付きます。子供たちは『アスレの森』ワークショップでの体験を下級生に伝えるために、自ら進んで観察に足を運ぶようになり、自発的な学習をおこなうようになりました。学生たちもワークショップの企画立案や、子供たちや町内会と関わりプレゼンテーションなどを行うことで、実践的な学びを得ることができ、自身の研究にもつながります。今後も地域と連携したまちづくりを続けていきます。」と、まちづくりの意義を口にしました。

今後も関東学院大学は地域と連携した実践的な教育や研究活動を推進していきます。

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