11/22に本学と高大連携協定を結ぶ捜真女学校の中学3年生を招き、理工学部と建築・環境学部の学びを体験する高大連携プログラムとして「研究室体験 in KGU」を開催しました。
捜真女学校では、中高6年間を2年ずつ3つのステージで構成し、ステージごとに具体的な目標を定め、能力を着実にステップアップさせていく学習方法を導入しています。中学3年と高校1年の2年間の目標に「目的意識の育成と進路の探求」を設定しており、高等学校や大学で学んだ先にある「仕事に就く」ということの本質や真実を理解するためのプログラムを数多く実践しています。今回は、「大学で取り組まれている理工系分野の研究と世の中の仕事や社会課題との繋がり」を生徒たちが実感することで、生徒自身の進路への目的意識を醸成し、進路選択の一助となることを目的としたプログラムが組まれました。
当日は、文系・理系の進路選択が明確になる前の中学3年生155名を対象に、理工学部と建築・環境学部による9つの講座から、自身の興味のある分野を選択し40分間の講義を2回受講する形で進められました。
土木・都市防災コースの山口恵美助手による「自然災害から人々を守るシビルエンジニア」では、模型を活用した土石流実験や、液状化実験を体験。生徒たちは災害時の被害を最小限に抑えることや、そのためにどのような工夫が必要なのか、山口助手や講師として実演した学生による解説を聞き納得の表情を見せました。このほか、パソコンを活用して万有引力を計算するシミュレーション演習、日頃、教員や学生が使用している研究室などの施設見学、自らの手で回路を組み立てたり、心電図計測を体験するなど、初めて目にする大学の実験施設や設備に生徒たちはとても目を輝かせていました。
参加した中学3年の女子生徒たちは「プログラミングを活用して天の川銀河を作れたことに驚きました」、「大学のキャンパスで授業を受ける事で、大学の雰囲気を知る機会に繋がり、視野が広くなったように感じます」とコメント。また「大学教授というと、知的でとても固いイメージをもっていましたが、どの先生も親身に楽しく教えてくださったので安心して受講できました」と振り返りました。
関東学院大学は、今後も最先端の知識が集まる最高学府として、中学校や高等学校等へ積極的にまなびの場を提供していきます。
土木・都市防災コース/自然災害から人々を守る「シビルエンジニア」
建築・環境学部/カーボンニュートラルに向けた建築環境の取り組み
生命科学コース/乳酸菌の免疫調節機能を最新機器で解明する!
電気・電子コース/ブレッドボードとマイコンで簡単!電子工作&プログラミング体験
情報ネット・メディアコース /パズルで学ぶ情報工学
健康科学・テクノロジーコース/心電図を見てみよう!
数理・物理コース/パソコンの中に天の川銀河を作ろう
先進機械コース/先進機械コースの施設見学ツアー
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