12月4日(月)、ウズベキスタンにあるフェルガナ工科大学の学長らが来校し、建築・環境学部の関連施設を視察されました。今回の本学への訪問はフェルガナ工科大学から、日本の建築・設備教育の現場を視察したいという要望があり、フェルガナ工科大学と提携している海外人材サービス事業を行う国内の株式会社ワット・コンサルティングを通して、建築・環境学部の遠藤智行教授へ相談が来たことから実現しました。
視察の前に小山 嚴也学長より挨拶があり、「建築・環境学部は10年以上前からサステナビリティ、持続可能性を強く意識した研究や教育に力を入れています。今回の視察を経てフェルガナ工科大学の教育研究の参考になれば幸いです」と口にし、その後、遠藤教授より本学、建築・環境学部の紹介、また視察する施設概要の説明がありました。
フェルガナ工科大学のウフタン・ラヒモビチ・サロモフ学長からは、「これから案内していただく施設の概要を聞いて、すごく興味が湧いてきました。フェルガナ工科大学は国内外様々な大学と交流して、授業や研究を行っています。関東学院大学とも交流を深め、お互いの教育研究を推進していくことができればと考えています」と挨拶があり、ジャホンギロフ・イリムドルジョン・ジョホンギルジョノビッチ副学長よりフェルガナ工科大学の概要説明がありました。「フェルガナ工科大学は、ウズベキスタン経済の発展に貢献できる有能な技術者を輩出するため、工学と経済学に重点を置いた教育を行っており、卒業生の約11%は建設関係の仕事に従事します。そして土木工学部では海外の色々な大学と提携しているので、関東学院大学とも交流を育み、研究者同士の知見を広げていきたいと考えています」と口にしました。
フェルガナ工科大学の学長らは、大沢記念建築設備工学研究所に訪れ、1Fの排水実験室、3Fの空調実験室、4Fのソーラーチムニーを視察。その後は構造実験室、5号館の教室やオフィスを見学しました。学生や教員が各施設、設備の説明を行い、実験を披露するとサロモフ学長から質問が多くあがり、強い関心を示していました。
今後も関東学院大学は、様々な国の大学と交流を深め、教育や研究を推進していきます。
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