12月20日(水)、横浜・関内キャンパスのテンネー記念ホールで「Christmas Academy 音楽とトークで愉しむクリスマスの夕べ」を開催しました。
街中がクリスマスムードに包まれる時期、キリスト教の精神を建学の精神とする関東学院大学では、本当のクリスマスとはなにかを、音楽とトークで紐解くイベントを企画。当日は多くの方が来場し、フルートとピアノが奏でる美しい音色と、クリスマス秘話に耳を傾ける、大人の教養を愉しむ一夜となりました。
プログラムは演奏パートのフルート奏者の吉岡次郎さんとピアノ奏者の成田有花さん、またトークセッションの小山嚴也学長と大学宗教主事の髙井啓介教授が交互に登場。オープニングはJ.S.バッハのクリスマスオラトリオBWV248より「ねむれ、いとし子よ」の演奏で幕を開けました。
続くトークセッション第一部は、髙井教授の「イエス・キリストの誕生日は、実は12月25日ではないのです」という驚きの一言から始まり、キリスト教の歴史からイエス・キリストの誕生日の意味や12月25日が祝う日となった背景など、知られざるクリスマスの起源が明かされました。また、クリスマスソングの定番、「きよしこの夜」誕生のエピソードや日本で広く知られている唱歌の中に、讃美歌のメロディをもとに作られた曲が多くあることなども紹介されました。
そのトークを受けた演奏パートでは、讃美歌312番「いつくしみ深き」と、曲の途中で「きよしこの夜」のメロディが流れるライネッケの「クリスマス・ソナチネ」が披露されました。
トークセッション第二部では、サンタクロースの起源や日本への伝来がテーマに。
サンタクロースが聖ニコラウスのお祭りから始まり、現代のイメージの姿になるまでの長い歴史や日本で初めてクリスマスツリーやケーキが登場した場所などが明かされました。
開国の地横浜には、いずれも日本で最初にクリスマスの夜会を開いた山下町のホテル、クリスマスツリーを飾った万代町の食料品店、クリスマスケーキを発売した元町の洋菓子店があることが紹介されました。そしてこれらすべてが横浜・関内キャンパスの近隣エリアであることから、小山学長は「このキャンパスは、まさに日本のクリスマスの発祥の地にあるといえるでしょう」と話し、髙井教授より関東学院とクリスマスの歴史や関係について紹介されました。
終盤の演奏では、バッハ「主よ人の望みの喜びを」、アンダーソン「そりすべり」、マーチン=ブレイン「メリーリトルクリスマス」の3曲が披露され、厳かな雰囲気を感じられる楽曲から耳なじみのある明るい楽曲、ミュージカルの挿入歌など、バラエティに富んだ曲目に、来場者は耳を傾け、楽しんでいました。
アンコールの「ホワイトクリスマス」とあわせて、全7曲が演奏され、フルートとピアノの美しい調べとともに、クリスマス秘話に彩られた一夜は、来年もまた開催することをお約束して、終演となりました。
皆様にとって心温まるクリスマスになることをお祈りして。メリークリスマス。
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