高校生主催のイベント「かながわ ゆめ みらい」が、横浜・金沢八景キャンパスで開催されました。

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12月23日(土)「かながわ ゆめ みらい2023」が、横浜・金沢八景キャンパスで開催されました。

本イベントは、関東学院六浦高等学校、湘南学園高等学校、横須賀学院高等学校、三浦学苑高等学校の4校の高等学校の高校生が合同で主催。「神奈川の問題解決」、「神奈川の人材育成」、「理系分野の活性化」を目的とし、理工系を中心に設定された10分野(「医療」「医療・栄養」「薬学」「建築」「人工知能・AI」「SDGs」「生物」「宇宙」「歯科」「歴史」)のテーマに分かれ、それぞれの分野の課題についてディスカッションを行いました。ディスカッションには高校生だけではなく、その分野を研究している専門家やその分野を学ぶ大学生、神奈川県内の地域住民の方々が参加。世代や立場を超えた参加者同士が、それぞれのテーマについて現状の課題を共有しながら一緒に話し合い、理解を深めることで、連携して問題解決の糸口を見つけていくことを目指しています。

各セッションは、コーディネーターを務める生徒を含め、高校生、大学生、専門家、地域の方々など10~15名程度の参加者で構成され、全3回にわたって行いました。本学からは理工系分野の専門家として、理工学部や建築・環境学部の教員もディスカッションに加わりました。

理工学部数理・物理コースの中嶋 大教授が参加したテーマ「宇宙」では、セッション別に3テーマについてディスカッションを実施。「宇宙ゴミをどうやって回収するか」というテーマでは、磁石を使用して軌道を変える、水を使用してごみのスピードを遅くして回収するなど各班で意見をまとめ発表しました。また、テーマ「建築」には建築・環境学部の神戸渡教授、黒田泰介教授、中津秀之准教授らが参加。世界遺産の建築物をどう広めていくかというテーマについて、修学旅行で行くだけではその良さを伝えきれていないのではないか、観光客だけでなく一般の方にも知ってもらう工夫がより必要なのではないかといった議論が行われました。
参加した方々からは、「1セッションではもったいないくらい深い議論ができました」「分野や学部の垣根を越えて意見交換ができる機会も大切だと感じました」などの感想が上がりました。

クロージングでは、会場提供校を代表し理工学部長の辻森淳教授が挨拶を行い「準備が大変だったと思いますが、その分中身の濃いディスカッションができたのではないでしょうか。高校生のみなさんがしっかりと準備をし、取り組まれている様子にとても感心しました。今日のディスカッションを機に、理工分野に興味を持って学びたいと思ってくれる高校生が増えてくれると嬉しいです」と話しました。また、参加者には本間英夫特別栄誉教授の著書「目指せ!科学者」が配布され、「少しでも理工分野を面白いと思ってもらえたら」と本間教授自ら高校生へ想いを伝えました。
リーダーとして、4校の生徒をまとめ中心となって企画・運営を行ってきた関東学院六浦高等学校2年生の岩倉千優さんは「始まるまではとても不安でしたが、こうして無事にこの会を終えることができてよかったです。専門家の方や、多くの方と意見を交わす機会をいただけたことを嬉しく思います」と今回のディスカッションで興味関心の幅が広がった様子です。

関東学院大学は今後も、社会課題解決に向けて主体的に活動する高校生をサポートしていきます。

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