法学部の学生が、福島県浪江町へ政策提言を行いました。

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12月25日(月)、法学部開講科目、地域創生実践演習Ⅳを履修する学生3名が福島県浪江町にて政策提言を行いました。学生たちは、9月より2度の浪江町訪問を行い、現地の現状を自分たちの目で見て体感。地域の方からヒアリングした結果をもとに、医療・福祉・教育の3分野に関する政策提言を行いました。

9月11日~12日の訪問では、古民家を避難所に見立て、限られた水と食糧という状況下での自炊体験や浪江町役場の方による講話がありました。10月28日~11月1日に訪問した際には、不動産経営、子育て事業、カフェの経営など様々な事業活動を行っている方々から話を聞きました。また、福島第1原子力発電所にて廃炉作業の見学や廃炉資料館の訪問も行いました。

福島県出身で、地元ということもありこの講義を履修したという武藤匠さん(法学部法学科2年)は「震災から12年が経ち、データなどでわかる現状も多いとは思うのですが、現地に行ってみて体験することで、実感としてわかることも多く、とても勉強になりました。まだまだまちの中の人は少ないという印象を受けました」と2回の体験を通して浪江町の現状を改めて知った様子です。

政策提言前の授業では、発表の予行演習をオンラインで実施。訪問の際に浪江町を案内していただいた一般社団法人まちづくりなみえの菅野孝明さんから「実際に何を見て、なぜそこが課題だと感じたのか、どんな人と会って話を聞いたからなのかをもう少し具体的にすると提言に説得力が出る」等、アドバイスをいただきました。

12月25日(月)には、政策提言の発表本番のため再度浪江町を訪問。予行演習後に、学生たち自身が何度も発表を練り直した甲斐もあり、当日は、緊張した様子でしたが、浪江副町長、東京電力社員のみなさんの前でしっかり提言を行い、副町長さんからは「ぜひ、提言を政策に生かしたい」旨のお話をいただきました。

峰尾悠矢さん(同学部地域創生学科4年生)は「同じ浪江町在住の方でも、全員が同じ意見というわけではないので、自分たちの考えとみなさんの意見をまとめて政策提言を行うということが難しかったです」と話します。

小向太陽さん(同学部地域創生学科2年生)は「自分は岩手県出身で、地元も震災の影響を受けたのですが、震災だけではなく原発の影響も受けているはずの浪江町の方が、地元より復興が進んでいたので驚きがありました。地元もそうですが、人と人の繋がりは強いと思いますし、それが復興にもつながっているのだと感じました」と授業を履修した感想を話しました。

関東学院大学は、今後も学生が地域の課題を学び解決に向けて活動する機会を提供していきます。

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