KGU Global Initiative Projectの成果発表会を行いました。

#KGU Global Initiative Project #国際交流 #異文化理解

3月25日(月)、KGU Global Initiative Project(以下GIP)の成果発表会を、横浜・金沢八景キャンパスで行いました。GIPとは、学生たちが自主的に企画立案する多文化交流プロジェクトの呼称で、2023年度より新たに始まった取り組みです。国際センターが主催となり、学生たちの採択されたプロジェクトに対して活動資金の援助などの支援を行います。今年度は9件のプロジェクトが採択され、それぞれ学生たちが活動を行ってきました。

この日行われた成果発表会では、9つのプロジェクトの各グループが活動内容や成果を報告。国際センター長の奥聡一郎教授より挨拶があり、「プロジェクト達成のための議論や調整、今日の発表の準備など、とても大変だったと思います。しかし、皆さんがこの取り組みで培った力は、今後の学生生活や社会の中で必ず活かされることでしょう。今回で終わらせるのではなく、他のグループの発表も聞いて刺激を受けて、新しいプロジェクトや、より発展した取り組みなど、次のステップに進んでいって欲しいと思います」と激励の言葉を学生たちに贈りました。

今回発表したグループの活動報告を一部紹介します。
「Snack Challenge」グループは、気軽に楽しめる文化交流を目的に、日本のお菓子を海外の学校へ送り、オンラインを通じてお互いお菓子を食べることで交流を深めました。交流を深める際のお菓子の紹介文も考え、アメリカやタイの大学などと交流を行い、「ユニークな形のお菓子が好評だった」、「アメリカでは繊細な味が少ない」、「タイでは宗教上食べられないものがある」など、お菓子を通じて食文化の違いに触れることが出来たと言います。
「わかばプロジェクト」グループは、海外から日本へ来た人たちとの繋がりを深めるために、横浜市内の国際交流ラウンジや日本語学校と連携して、海外にルーツを持つ人々への日本語学習支援や異文化交流を行いました。SNSを活用して日本語を学ぶ海外にルーツを持つ人々と異文化交流を行った動画を配信したところ、多くの反響があり、「言語の違いについて関心を持っている人が大勢いることに驚きました」と感想がありました。
「異文化理解を生み出す教材」制作チームは、学習指導要領に異文化理解を深めることが求められているということで、現職教員の方達とワークショップを行い、教材づくりのコツや方法、異文化理解について学んだと言います。インドネシアやアメリカの避難訓練のための合言葉や歌など、異文化に親しみ、興味を引けるような教材を作成しました。「今後は中学校で教材を使用した模擬授業を行い、生徒の反応を伺いながら改善していきたいと思います」と課題と展望を口にしました。

発表会の最後は、国際文化学部の吉田広毅教授より、「どのグループもとても面白い発表でした。上手くいったプロジェクトもあれば、予定通りにいかなかったものもあると思います。それでも上手くいかなかった理由を分析していたのは、すごく良かったと感じました。今回取り組んだプロジェクトをそれぞれ振り返って、より学びを深めていってほしいです。今後の展開も楽しみにしています」と総評がありました。

2024年度も引き続きGIPが行われます。新たなプロジェクトにご期待ください。

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