看護学部にて長期実習に向けた第9回派遣式を執り行いました。

5月11日(土)、横浜・金沢八景キャンパスのE5号館チャペルにて、看護学部の第9回派遣式が執り行われました。看護学部では1年次5月に行われる看護実践の現場見学を皮切りに、2年次の実習では看護師のもとで一人の患者さんに対して現場で必要になる判断や推論の基本的な考え方を学び、3年次には小児、成人、老年それぞれの発達段階や状態に応じた支援を学びます。派遣式はこの3年次の長期実習に向け、自己理解、そして他者理解を深めることを目的として行われます。

式典には、真新しい白衣に身を包んだ3年生の学生らが緊張した面持ちで参列し、松田 和憲学院長、小山 嚴也学長、齋藤 訓子看護学部長より、実習へ向けた激励の言葉が贈られました。また、コロナ禍を経て4年ぶりに保証人の皆様も参列しました。

齋藤 訓子看護学部長は式辞として「長期実習では、その場で出会う患者さんやご家族と真摯に向き合い、看護職の方々と共により良い状態になるための看護を考え、実践を繰り返す中で学びを深め、広げていくことが実習の意義です。現場では、悔しいことや投げ出したくなることもたくさんあるでしょう。しかし、実習での経験は、皆さんの”他者を理解する力”あるいは、自分自身のものの考え方への気づきという”自らを理解する力”といった看護実践者の基盤となる能力を培います。そして皆さんを”看護を学ぶ人”から”看護を主体的に学び続け、実践する人”となるための成長をいざないます」と述べました。

代表学生による宣誓では「校訓である『人になれ 奉仕せよ』を体現するには、自己理解を深め、そのうえで他者を知ろうと能動的に行動することが重要。患者さんとの対話を通して信頼関係を築くことで、患者さんの求める看護が実現できるよう自ら学ぶ姿勢を絶やさず実習に取り組みたい」と凛とした表情で述べました。

式を終え、参列していた松木 一紗さんは「2年生の実習で初めて一人の患者さんを受けもち対話を重ねる中で、”人と関わることが看護”なのだと実感した。今回の実習では、受けもつ患者さんが多くなり専門性も高くなるためプレッシャーもあるが、今の自分に足りない知識を明らかにし、さらに学業に励みたい」と決意を新たにしました。丸山 ひかりさんは「以前の実習で高齢の患者さんが自分の孫のように接してくれたことがあり、学生だからこそ築ける関係性があると思った。今後は患者さんが退院し、ご自宅へ帰ってからの生活まで見据えた看護を意識したい」と実習への意気込みを語りました。

学生らは4週間の長期実習を経て、看護実践者として必要な知識を補うべくさらなる努力を重ね、国家試験合格を目指します。

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