横浜・関内キャンパスでの販売を想定したコッペパンの商品企画開発を行っています。

#PBL科目 #学部横断科目 #NPO法人ヒューマンフェローシップ

経営学部法学部人間共生学部コミュニケーション学科の横断科目である「【ヒューマンフェローシップ寄付講座】関内プロジェクト演習1(商品企画開発)」では、学食のない横浜・関内キャンパスにおいて学生の食事問題の改善を目的として、コッペパンの商品企画開発に取り組み、学内での販売を目指しています。学生らは、4月よりマーケティング施策や原価計算手法、基礎的な栄養学を学び、学生が購入しやすい価格帯や栄養学的視点から使用する食材を選定。全6チームが商品を考案しました。6月から3回にわたって行う商品試作の実習では、コッペパンのメニュー開発から製造・販売・マーケティングまで手掛けるNPO法人ヒューマンフェローシップの鳴海様をゲスト講師に迎え、商品としての魅せ方や調理方法など実務の観点から学生らへフィードバックを繰り返し、次回の実習までに改善策を講じるPDCAサイクルに基づいた授業運営を行っています。

6月24日(月)には、横浜・関内キャンパスのユニバーシティ・ラウンジにて二度目の試作を実施。初回の試作で、当初想定していた原価で実現できるか検証を終えた各チームは、より購入しやすい販売価格を目指し、食材の種類や分量、切り方に至るまで再考して取り組みました。

塩コショウでシンプルに味付けした鶏のささみや彩り豊かな野菜の入ったコッペパンを考案したチームの学生らに商品のコンセプトを聞くと「メインターゲットは身体を鍛えることが趣味の学生や美容に関心の高い学生です。低脂肪かつ高たんぱくの鶏ささみを使用し、筋トレが趣味の学生にとって食べ応えがありつつもヘルシーな商品を目指しました。また、食物繊維が豊富で脂質の低いトマトやブロッコリーを使用することで、夏バテ対策や化粧崩れ防止効果も狙っています。今回は、初回の試作時より原価を抑えようと、トマトの切り方を変更しスライストマトにしました。学生が値段を気にせず購入できるよう、販売価格は330円が目標です」とコンセプトに沿って食材一つひとつを丁寧に選定していることを熱心に語ってくれました。

豚キムチをたっぷり挟み込み、2種類のチーズをトッピングしたコッペパンを考案したチームの学生らは「韓国にルーツをもつ学生がチームにいたことがきっかけで、流行りの韓国グルメの要素を商品に取り入れることにしました。前回の試作から使用する肉を豚バラ肉からこま切れ肉にすることで、学生がこれ一つでお腹いっぱいになるボリュームを維持しつつ、原価を抑えることができました。また、現在キャンパス内で販売されているコッペパンは、スイーツや生クリームを使用したデザート商品よりも惣菜を使った商品のほうが売上が好調なため、ランチとして食べてもらえる商品を考案することにしました」と意欲的に語りました。

調理した食材をコッペパンに挟む最終工程では、ゲスト講師の鳴海様から「人はまず、目で商品を食べる。食欲をそそるような見た目も大切」と食材を美味しく魅せるよう盛り付けを実演し、学生らはそれに倣って試作を完成させました。どのチームもそれぞれの食材を1g単位で計量し、商品1個あたりの原価を正確に算出しており、商品の実現可能性をより高めようという意識と真剣な表情が見られました。開発した商品は、使用する全ての食材について成分表を作成し、来年の商品化を目指します。

関東学院大学は、教室で学び得た理論やモデルを社会のあらゆる課題解決に向けて実践する機会を展開していきます。

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