「子どもアドベンチャーカレッジ」は、「主体的・対話的で深い学びのきっかけづくり」と「社会参加のきっかけづくり」の場と機会を提供するために、横浜市が市内の小学生を対象に実施する、働くことや学ぶことなどの体験学習プログラムで、夏休み期間を活用し、民間企業や団体、大学、公的機関などの協力を得て多様なプログラムを実施しています。
人間共生学部共生デザイン学科の佐々牧雄教授のゼミナールでは、8月8日(木)、横浜・関内キャンパスにおいてワークショップ『オリジナルカードゲームの制作を体験しよう!』を開催しました。人間共生学部はデザインとコミュニケーションの力で共生社会の実現を目指す学びを展開しています。共生デザイン学科の学生たちは、物事を構想する力と、それを実現するためのモノ・コトの具体的な「デザイン」を学んでいます。今回のワークショップは、佐々ゼミナールの3・4年生が企画実施。学生たちは会場の配置から必要なもののチェックリスト、タイムスケジュールなど詳細に至るまで準備し、コト“イベント”“遊び”のデザインに取組みました。ワークショップでは、初めに、佐々教授が集まった子供たちに大学の教室を案内。見て回った教室や、その他身の回りにある全てのものはデザインされていると説明がされました。そして、目に見える平面やモノのデザインだけでなく、コト“イベント”“遊び”にもデザインがあることを伝えました。参加した子ども達は、オリジナルカードゲームの制作に挑戦することで“遊び”のデザインを体験します。
『オリジナルカードゲームの制作を体験しよう!』では、学生たちの指導のもと、子どもたちがオリジナルのキャラクターを考えて描いた絵をカードに加工し、それぞれが描いたカードを使用してゲームを行いました。カードをめくり、描かれているキャラクターにみんなで思いついた名前を付けていきます。それを覚えて、同じものがでたらその名前をコールします。当日会場で初めて会ったばかりでも、ゲームを通してすぐに打ち解けて仲良く遊ぶ姿が微笑ましい様子で、保護者の方々も暖かく見守っていました。
今回のプロジェクトリーダーを務めた園部朱香さん(共生デザイン学科4年)は「想定した時間内に子どもたちがちゃんとできるのかを事前に何度も検証し、高校生への模擬授業でも試してみるなどして準備をしてきました。ワークショップ本番では、小学生のみんなが机に張り付くような姿勢で夢中になっていた様子を見て安心しました」とイベントを振り返りました。
イベントは午前と午後の2回開催され、約70名の児童が参加し、キャンパス内には普段は聞きなれない子供たちの明るい声が響き渡りました。
関東学院大学は今後も学びを通じて地域と繋がる活動を推進していきます。
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