女子バスケットボール部の選手2名がDIBFアジア太平洋デフバスケットボール選手権大会に出場し、金メダルを獲得しました。

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女子バスケットボール部に所属する加藤 志希選手(人間共生学部1年)、加藤 志野選手(社会学部1年)姉妹が、9月にオーストラリアで開催されたDIBFアジア太平洋デフバスケットボール選手権大会に出場し、金メダルを獲得しました。また、志野選手が同大会における優秀選手ベスト5に選出されました。デフバスケットボールとは、ろう者(デフ)によるバスケットボール競技です。同競技に特別なルールはありませんが、公平性を保つために補聴器等の装用は禁止されており、コート内での選手同士のコミュニケーションはチームごとに異なるサインで行ったり、審判の指示をフラッグの動きによって把握したりと、”目でプレーするバスケットボール”といわれています。

二人は高校生の頃、姉妹そろってデフバスケットボール強化指定選手に選出され、今回初めて同大会に出場する女子日本代表チームのメンバーに選ばれました。同大会で女子日本代表チームは、初戦で台湾を下し、決勝では体格差の大きいオーストラリアを相手に接戦の末に勝利し、優勝を果たしました。

加藤 志野選手(写真左)、志希選手(右)

同大会で獲得した金メダル

高い得点力が武器の志野選手は、ディフェンスの動きを瞬時に読み、突破して得点するというプレーを得意としています。金メダルを手にした志野選手は「接戦となった決勝のオーストラリア戦では、長身の相手チームに対して小柄な日本人選手の強みであるスピードを活かし、フェイントでディフェンスをかわすよう意識しました。決勝戦の後半に3ポイントシュートを決めた瞬間が、今大会で一番嬉しかったです」と笑顔で語りました。

志希選手は「妹の志野が決勝戦の後半に決めた3ポイントをきっかけに、チーム全体に漂っていた緊張感がほぐれ、”必ず優勝しよう”とチームの士気がぐっと上がりました。今大会で金メダルを獲得できたことは嬉しいですが、個人としては大会直前の怪我の影響でほとんど試合に出場できなかったので、悔しくもあります。来年開催されるろう者による国際スポーツ大会”デフリンピック”では、個人としても活躍してチームに貢献したいです」と話しました。

今後二人はデフリンピックへの出場を目指し、日本代表チームの選考を兼ねた合宿に参加します。
ぜひ今後の活躍にご期待ください。

同大会にてプレーする志野選手©︎DIBF&2024APDBC

同大会に出場した女子日本代表チーム

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