国際文化学部の学生らが活動「カンボジア・ソーラーランタン支援プロジェクト」灯りを必要としている子供たちにソーラーランタンを届けます。

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2024年2月、国際文化学部の柏崎ゼミナールが、ゼミ合宿で異文化理解や東南アジアの開発問題を学ぶ研究活動の一環としてカンボジアを視察訪問。首都プノンペンから車で約3時間の貧困率の高さで知られるコンポンチュナン州で現地の人々と交流する中、支援物資として届けた電池式簡易ライトの寿命が短くゴミ問題の原因ともなることを目の当たりにしたことをきっかけに、ソーラーランタンを届ける「カンボジア・ソーラーランタン支援プロジェクト」を立ち上げました。そこで、環境に配慮したエコなCARRY THE SUN®という折りたたみ式のソーラーランタンを、一つ買ってもらうと、一つ支援先に届く、という共感型社会貢献事業「Buy One Give One®」を展開しているランドポート(株)と連携し、灯りを必要としている子どもたちに、持続可能で笑顔を届けられるような支援をすることを目的に活動しています。11月2日(土)、3日(日)の平潟祭および11月9日(土)に産業振興センターで開催されたPIAフェスタでは、学生たち自ら支援プロジェクトの説明とともにCARRY THE SUN®を販売。平潟祭およびPIAフェスタに向けて、学生たちは計画書作成、企業交渉、予算管理のもと、チラシ・ポスター作成やSNSの活用など、プロジェクトについて積極的に発信してきました。さらに、連携しているランドポート(株)が実際に活動している場に研修として参加し、商品についての伝え方や、声がけの仕方などの販売方法を学びました。その後、学生たちはミーティングを重ねて事業のコンセプトや、販売時に気を付けなければいけないこと、また、そもそもこの活動に関わる姿勢などを共有する等、メンバー間の一体感を醸成し、販売に臨みました。

学生たちの販売目標数は55個。これは支援先のコロパウ小学校の子ども達の人数と同数で、全員にCARRY THE SUN®を手渡したいと、声がけやチラシの配布を積極的に行いました。平潟祭終了時点で63個の売り上げがあり当初の目標は達成。当日は、学生たちの活動に賛同した多くの方がソーラーランタンを購入する姿が見られました。PIAフェスタでの販売後には、WEB上でのオンライン販売を計画するなど、少しでも多くの方に活動を知ってもらいたいと取り組みを続けています。プロジェクトリーダーを務めた藤田菜生さん(国際文化学部比較文化学科3年)は、「2月にカンボジアを訪れてから、貧困に直面している子供たちのために何ができるかを話し合い、6月からこの活動を進めてきました。その過程で企業の方々と関わり、やり取りを重ねることで責任感を持って向き合わないといけないことや、それぞれの役割分担を負荷が偏らないように調整したりなど大変なことも多くありましたが、活動を通して実践的な力が身についたと思います」と、自分たちの成長を実感していると話します。今回購入いただいた数のソーラーランタンは、2025年2月のゼミ合宿で、学生たちが直接子供たちに届けに行きます。藤田さんは「プロジェクトを通じてより多くの人に貧困問題について深く知ってもらいたいと思っています。自分たちの活動で生み出す子供たちの笑顔を見に行くのが楽しみです」と、2月のカンボジア再訪に向けて明るい笑顔で語ってくれました。

なお、「カンボジア・ソーラーランタン支援プロジェクト」はゼミ生だけでなく他学部の有志学生も加わり、KGU Glonal Initiative Project※として活動しています。

※国際交流・多文化交流の更なる活性化のために、関東学院大学の学生を中心としたグループが主導し、学生ならではの視点や発想で企画・立案したプロジェクトで、国際センターが活動をサポートしています。

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