金沢区の社会福祉協議会やボランティアが運営する『みんなのレストラン』に教育学部の学生らが参画しています。

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教育学部の横浜勇樹准教授のゼミナールでは、2017年から横浜市金沢区社会福祉協議会や地域のボランティア団体と連携して、子ども食堂を実施しています。この取り組みは、子どもに限らず幅広い世代が交流できる場にしたいとの思いから『みんなのレストラン』と名付けられ、金沢区の保健福祉活動の拠点となっている「いきいきセンター金沢」で開催されています。2016年に横浜准教授が横浜市金沢区社会福祉協議会の委員を務めていた関係から、金沢区に「子ども食堂」を発足させたいと相談が寄せられたことをきっかけに、横浜ゼミナールの学生たちが協力することに。単発的な取り組みではなく継続的に実施していくためには、学生がどのように関わることができるのかが検討され、当初は3か月に1回のペースでの開催が決定しました。2017年から活動をスタートした『みんなのレストラン』は、実施が難しかったコロナ禍を経て、現在では月に1回開催され、代々横浜ゼミナールの活動として引き継がれています。学生たちは実行委員として運営会議への参加から、ポスターの作成・配布、当日の調理の補助や参加者が楽しめるような企画を実施するなど、忙しい学業の合間に準備を進め、積極的に活動しています。

学生たちは社会福祉協議会やボランティアの方々と交流することで、日常では触れ合う機会の少ない世代の方々から刺激を受けているといいます。また、ボランティアの方たちも、若い世代が参画し、ともに活動することで活き活きと楽しんで活動しているそうです。現在『みんなのレストラン』は、経済的な理由や、家族揃ってご飯を食べることが難しい子どもたちだけでなく、孤食をしている高齢者や子育てに悩んでいる方が親子で訪れるなど、多様な人が集い交流できる場となっています。

教育学部の学生たちは実習などで子どもたちと触れ合う機会も多く、接し方などを日々学んでいます。また、工作なども得意分野。『みんなのレストラン』は、まさにその長所を生かせる場となっています。11月19日(火)のゼミナールの時間には24日(日)の『みんなのレストラン』開催に向けて準備をする学生たちの姿がありました。「今回は、クリスマスをテーマに子どもたちが取り組める工作を企画しています。園児なら糊が使えて、小学校低学年ならハサミをうまく使えるなど対象の子どもの年齢も考えて、子供たち全員が楽しめるように準備しています」と、学生らは工作のパーツを制作していました。24日(日)当日には、熱心に工作に取組む子どもたちの姿が見られ、集まった子どもたちと地域の高齢者の方が楽しそうに一緒に遊ぶ姿も見られました。

参加した学生たちは「子どもたちや高齢者の方、障がいのある方など『みんなのレストラン』には地域の多様な人が集まります。活動を通してそういった方たちと交流することで自分たちが勉強になると感じているのはもちろんのこと、核家族が多い中で、子どもたちもそういった交流の中で様々な価値観に触れることができるのは貴重だと思います」と、食事や居場所の提供にとどまらない活動の意義を話します。横浜准教授は「この取り組みは、ボランティアの方々との連絡調整から自分たちの役割分担まで、学生たち自身が主体となって進めています。活動を通じて、学生たちが学外の方たちとの関わり、多くを学び成長していると実感しています」と、活動の成果を語りました。

関東学院大学は今後も、地域課題の解決に向けて研究や学びの成果を還元し、地域と連携して活動していきます。

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