11月23日(土)、金沢区総合庁舎横の泥亀公園で開催された産学官連携ものづくり体験イベント「第11回Aozora Factory2024」に理工学部の堀田研究室と教員を志す学生の有志団体「LINKAI 横浜金沢ラボ 教職研究室」が出展しました。同イベントは、約1,300社の事業所が集積するLINKAI 横浜金沢(金沢臨海部産業団地)の魅力発信を目的として毎年開催されており、NPO 法人 Aozora Factoryおよび横浜市金沢区役所が主催しています。11回目を迎えた今年は約20の企業や団体が出展し、約1500名が来場しました。
理工学部は、3つのブースを出展。また、各企業のブース運営のサポートも行いました。堀田研究室は、水素の力で打ち上げる「水素ロケット」と、スマホのインカメラにガラスビーズを設置し、ビーズを通る光の屈折でオオカナダモを観察する「手づくり顕微鏡」を出展しました。教職研究室は、塩化カルシウム水溶液にポスカのインクで色付けした色とりどりのアルギン酸ナトリウム水溶液をスポイトで滴下することでできる「人工イクラ」を出展し、多くの親子連れで賑わいました。
教職研究室は、令和6年度キャンパスタウン金沢サポート事業補助金の交付を受け、金沢区の子どもを対象に年間を通じて多彩な科学実験教室を開催しています。学生らは科学実験教室の継続的な企画・運営を通して、教員としての対応力や指導力を培うとともに、子どもたちに”科学のおもしろさ”を伝え、ひいては子どもの理科離れに歯止めをかけることを目指しています。今回は、小さな子どもの参加が多く見込まれたため、安全な材料を選定するとともに、大量の体験キットが用意できるよう低コストで実現可能な実験を検討した結果、「人工イクラ」に決定。入念な予備実験を行い、当日のブース対応は子ども一人につき、学生一人がつき子どもとの対話を大切にしました。
教職研究室を運営する理工学部応用化学コース4年の須田 理華子さん、山口 莉音さんは、今後の活動について「理科実験は、子どもにとって”作業”になってしまっては意味がありません。今後は、既存の理科実験にとどまらず、日常生活の身近な題材を扱った新たな実験を考案し、子どもの興味を引き付けるとともに”なぜそうなったのか”と思考を促す科学実験教室を目指します」と力強く語りました。
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