経済学部で湘南信用金庫の方による特別講義を開催しました。

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2024年12月2日、9日の2日間にわたり、経済学部の学生へ湘南信用金庫の方より銀行の業務内容や資産運用の必要性について講演いただきました。

本学では、地域社会への貢献や人材育成を目的として2015年に湘南信用金庫と産学連携携協定を締結し、相互の発展を図るための連携を深めてきました。2016年からは全学共通科目である「【湘南信用金庫寄付講座】KGUかながわ学(経済)」を開講し、学生たちは現役職員から実例に基づいた地域経済の仕組みを学んでいます。今回は石破総理が国民の資産所得倍増計画を打ち出したこともあり、金融機関の役割に加え、資産運用に関する内容を中心に特別講義を実施することになりました。

初日の12月2日(月)は湘南信用金庫 営業統括本部 相川様より「信用金庫による実践的金融セミナー」をテーマに講義を実施。金融機関の役割や業務内容について説明があったほか、湘南信用金庫が取り組む地域活性化に関する取り組みとして、「業種別スペシャリストの養成」などを行っていると紹介しました。そのほか、融資に関する説明の後には財務分析を実践する場面もありました。

また、12月9日(月)には同社 間部様より「知っておきたいお金の知識」をテーマに、この先どのような資産運用をしていくと良いのかについてお話いただきました。
現在の社会情勢も踏まえ、寿命が延びていることやインフレ(物価の上昇)が影響していくと説明がありました。ライフプランをシミュレーションし学生自身の生活を振り返ってもらいながら、ただ節約するのではなく、プラスの効果になるポジティブな要因も考えたうえで無理なく実施できる節約方法も検討。学生たちは、お昼ご飯をコンビニで買うのではなく自炊をすることで、出費を抑えることができ、栄養バランスがよくなるなどと話しました。

間部様より「退職金制度があるとは限りません。あったとしても、老後の資金は退職金だけでは賄えません。お金はどの程度必要なのかを学び、資産の準備をしていかないと、限られた中から取り崩していかなくてはいけない生活になってしまいます」と説明し、今のうちからそうした考え方を知り、資産運用について関心を持ってもらえればと話しました。
そこで、フェイク投資として、2年前に300万円分投資しているとどうなっていたかというシミュレーションを実施。日本・米国それぞれの株式と投資信託の銘柄を選び、今の利益を計算しました。資産運用は難しい、リスクが高いといったイメージがあった学生たちも、このシミュレーションでより身近に感じることができた様子です。受講した学生らは「運用の仕方や、リスクについての理解をもう少し早くこうした講義で知れていたら良かった」と話します。つみたてNISAなどは気になっているがまだ始めていないという学生が多く、この機会に将来を見据えた資産運用を始めてみたいと意気込む姿も見受けられました。

今後も、関東学院大学は学生が長期的に物事を考え行動できるよう、様々な講義を展開していきます。

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