経済学部の島澤ゼミナールが(一社)市民活動あきたと協働し、秋田県仙北市の観光と林業を活性化させるプランを立案しました。

#K-mics #一般社団法人市民活動あきた #株式会社門脇商店

経済学部の島澤ゼミナールが、公民協働による農産物加工など秋田県の地域振興を目指す一般社団法人市民活動あきたと協働し、秋田県仙北市の観光と林業を活性化させるプランを立案。1月21日(火)には、横浜・金沢八景キャンパスにて最終報告会を開催し、同法人の代表であり、前仙北市長の門脇 光浩氏らが出席しました。経済学部は、経済社会を理解する「基礎力」、課題を知る「現場力」、科学する「応用力」を身につけ、経済社会の課題解決に「経済学」でアプローチする学習プログラム「K-mics」を推進しており、今学期島澤ゼミナールは同市をフィールドに学びを深めてきました。

秋田県仙北市は県の南西部に位置する、人口約2万4千人の市。江戸時代の城下町の街並みが現存する武家屋敷通りや日本三大美林の一つである秋田スギなど豊かな自然と文化を育む地域です。島澤ゼミナールの学生らは昨年9月に同市へ3日間滞在し、山林経営や民間の道の駅である「森の駅」の運営を担う株式会社門脇商店や市の方の話を聞いたほか、市内の観光拠店にてフィールドワークを行いました。

観光振興について検討したチームは、武家屋敷を訪れた観光客に同市の文化や歴史を楽しく学んでもらえるよう江戸時代にタイムトラベルする体験型ゲームや、武家屋敷に宿泊する旅行プランなどを提案。コロナ禍以降、観光客が減少しているというデータや、今後はさらにインバウンドに力を入れたいという市へのヒアリング結果を踏まえ、まちを散策する従来型の観光から江戸の文化を体験する着地型観光へシフトするプランを立案しました。林業の活性化を目指し議論したチームは、ふるさと納税の返礼品として秋田スギのサラダボウルと地元で収穫した野菜をセットにして商品化するなど、木工品の新規開発を提案。門脇商店へのインタビュー調査で、製材や合板はチップに再加工してバイオマス燃料に利用しているが、林業の活性化にはさらに持続可能性を高める必要があるという話を聞き、建設業界以外への販路を拡大させる提案に至りました。

門脇氏は「皆さんの提案を関係機関に共有し、実現に向けた検討を進めていきたい」と述べ、学生らが仙北市の課題を自分ごととして捉え、提案につなげた点を評価しました。島澤ゼミナールは来年度も同市へ赴き、地域課題の現場を知り、解決を目指す学びを継続していきます。

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