2025年1月25日(土)、横浜・金沢八景キャンパスのベンネットホールにて、経済学部プレゼミナールの最終報告会2024が開催されました。
今年度のプレゼミナールは、東京ガス株式会社と株式会社セブン-イレブン・ジャパンの2社から協力を得て、社会課題の解決に取り組みました。本科目では初年次教育にPBL(課題解決型学習)を導入しており、今回、東京ガス株式会社に課題を提供いただいたクラスでは「脱炭素社会実現に向けて」を、株式会社セブン-イレブン・ジャパン協力のクラスでは「サーキュラーエコノミー(循環経済)の取り組み」をテーマとし、異なる視点から環境に関わる問題に何が必要なのか、私たちは何ができるのかについて議論を重ねてきました。そして、本日、両企業の関係者を招き、全クラスから選抜された代表8チームがテーマに関わる問題意識、調査した結果や解決策について報告しました。
株式会社セブン-イレブン・ジャパンによる講演授業の様子
東京ガス株式会社による講演授業の様子
初めての大舞台に緊張感が高まるなかで行われた各チームのプレゼンテーションは、協力企業から出席いただいた方々のほか、経済学部長、同学部教員から構成された審査員による評価が行われ、互いに成果を競い合いました。その結果、2024年度は東京ガス株式会社より「特別賞」をチーム 脱carbon「脱炭素社会に向けて」が、株式会社セブン-イレブン・ジャパンからの「特別賞」にはチーム スペースレンジャー「サーキュラーエコノミーを実現するために」が受賞。さらに、経済学部長からの「学部長賞」はチーム フレッシャーズ「プラスチックゴミを減らすために」が選出され、受賞することになりました。各チームにはトロフィーと賞状、副賞が手渡され、また、今回惜しくも3賞を逃した5チームのメンバーには、その頑張りを称え、経済学部より「優秀賞」が授与されました。
両企業から授賞式のなかで話していただいた講評では、提案のなかには防災対策への活用の可能性を感じるものや、技術的な課題があるかもしれないが日頃、意識してこなかった発想がみられたことなどに一定の評価が示されました。また、その一方で、調査研究の過程で収集してきたネット情報から新たなアイデアを創出することの重要性や、収益性と費用の関係を考察する必要性についてもお話いただき、いずれも社会の最前線で活躍されている方々からの丁寧な説明に学生も熱心に耳を傾けていました。
経済学部では、今回のプレゼミナールを含め、入学から卒業までを見据えた学習プログラム「K-mics」に取り組んでいます。K-mics委員長を務める豊田奈穂准教授は、「プログラムの入り口として位置付けている1年次のプレゼミナールで社会にある課題を知り、チーム一丸となって解決策を考えた今回の挑戦をひとつの糧として、2年次以降では社会の課題を解くプロセスに学問的なアプローチを取り入れながら、より深化を図ることを目指していって欲しい」とさらなる成長への期待を口にしました。
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