学生がつくる喫茶店『関学珈琲館』をオープンしました。

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法学部地域創生学科の学生が運営スタッフを務める喫茶店『関学珈琲館』をオープンしました。

近年、全国の自治会・町内会は、人口減少、加入率の低下、担い手の高齢化などの課題に直面しています。これにより、様々なコミュニティ運営を維持することが難しくなっており、従来の自治会・町内会を補完する、コミュニティの構築が求められています。こうした課題を捉え、町内会に加入していない住民の方々も含めて気軽に交流し、新しい住民ネットワークを構築するための実践研究拠点とすることを目指し、横須賀市浦郷町にある「コミュニティハウス榎戸亭」にて喫茶店『関学珈琲館』を運営します。関学珈琲館は横須賀市榎戸町内会が所在する追浜地区における地域交流活動の活性化などを目的とした取組の一環で、関東学院大学と横須賀市との地域交流活動事業に関する協定に基づき企画されました。

3月22日(土)にはグランドオープン・セレモニー(お披露目会)が開催され、小山嚴也学長、上地克明横須賀市長らが出席しました。セレモニーにおいて、上地市長は「ゼロから何かを始めるのは難しい。だからこそ面白い。新しいことを生み出すからこそ、新しい発想になり新しいつながりができる。関学珈琲館を介して学生と住民が繋がり、地域の活性化につなげていってほしい」と話しました。また、小山学長は「常日頃から、課題は教室ではなく社会にあると言っています。現地へ足を運んで、現物を見て、現地の人の話を聞いて、現実を知る。そして、教室に戻り大学で学ぶ理論やモデルを理解し課題解決の手がかりとする。このプロセスを繰り返すことを本学では社会連携教育といって非常に重要視しています。今回の取り組みでは、まさにその場を提供していただきました。関学珈琲館のオープンは第一歩で、これから学生たちは地域で育っていきます。学生を触媒として地域が活性化し、学生たちにはその経験を将来の力としてほしい」と今後に期待をよせました。

セレモニーでは、関学珈琲館の運営スタッフを務める法学部地域創生学科3年の髙橋冴介さんが取り組みを紹介するプレゼンを行い「新しいコミュニティを育てるという研究活動の一環で関学珈琲館の運営に携わることになりました。この場所をきっかけに、多くの住民の方たちには地域でのつながりが大切だということを感じて欲しい」と話しました。さらに、関学珈琲館を地域の情報発信や住民同士の交流の拠点とするべく、今後も様々な取り組みを進めていくことを説明。既に関学珈琲館のLINEアカウントの登録者は46名にのぼり、スマホの使い方のサポートや、LINEを活用したネットワークの構築を進めており、今後はコミュニティの広がりがどのように変化していくのか、また、新たにどのようなコミュニケーションが可能なのかをこのプロジェクトを通じて検証していきます。

セレモニー後の関学珈琲館のお披露目会では、参加した方々に学生たちから珈琲がふるまわれ、町内会関係者、行政関係者らとの和やかな懇談の時間となりました。

関東学院大学は今後も地域コミュニティの持続的な発展に寄与するべく教育研究活動を続けていきます。

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