3月31日(月)に、横浜・関内キャンパスにて経営学部1年次科目「K-bizベーシック2」の表彰式が行われました。経営学部が取り組むK-bizでは、多種多様な12社のサポーター企業の協力のもと、学生がビジネスの現場や社会課題について実践的に学ぶ教育プログラムを展開しています。「K-bizベーシック2」はビジネスプラン作成に必要な経営学の基礎知識を活用し、1年生のうちに社会にある課題を知り、解決に向けて必要な知識や経験を培うことを目的に行っています。
2024年度は、K-bizサポーター企業の横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(相鉄ホテル株式会社)、株式会社KADOKAWAから課された「宴会場を活用したビジネスプランの検討」について取り組みました。学生らは、冠婚葬祭を中心に利用されている宴会場において、稼働率を上げるためには従来の利用の枠を超えたプランが必要であるという課題を解決するべく、シティホテルのなかの宴会場という空間を自由に活用したビジネスプランを約半年かけて立案。各チームの企画書は、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの常務取締役 総支配人 石原 哲也氏、常務取締役 比留間 英司氏と角川アスキー総合研究所 マガジンメディア部 部長 野﨑 芳明氏により審査され、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ賞とKADOKAWA賞としてそれぞれ2チーム、最優秀賞として1チームが選出されました。

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 常務取締役 総支配人 石原 哲也氏

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 常務取締役 比留間 英司氏

角川アスキー総合研究所 野﨑 芳明氏
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ賞に選出されたのは「横浜の集い」と「ゲラ読み会」の2チーム。比留間氏からの講評では、「横浜の集い」はまさに社内でも検討していた同窓会をターゲットにした企画だったと話し、実現性が高いという点で講評を得ました。また、作家の出版前の原稿を読む「ゲラ読み会」は斬新なアイディアで、宴会場で人数を集めて開催するのは難しいかもしれませんが、推し活の要素を取り入れた独創的で面白い企画だと評価しました。
KADOKAWA賞に選出されたのは「横浜ベイシェラトンが贈る!~スイーツコンペ×ドキュメンタリー企画~」と「横浜私立シェラトン学園 セレブ学校を体験しよう!」の2チーム。野崎氏からの講評では、横浜ベイシェラトンで行うスイーツコンペの様子を番組制作にまでつなげようとした熱量、セレブ学園というコンセプトのもと紋章にまでこだわりが見られた点など学生ならではの視点が評価されました。

「横浜の集い」チーム

「ゲラ読み会」チーム

「横浜ベイシェラトンが贈る!~スイーツコンペ×ドキュメンタリー企画~」チーム

「横浜私立シェラトン学園 セレブ学校を体験しよう!」チーム
最優秀賞発表前に、石原氏は「何故ビジネス(=商売)をするのでしょうか?」という問いを学生へ投げかけました。その後、講評として「私たちがビジネスを行うのは“そこに需要(=デマンド)があるから”であり、需要に合ったビジネスを行うことを踏まえてマーケティングと呼んでいます。そこで、選定ポイントとして(1)需要があるのか? (2)現実的なのか? (3)継続性があるのか? (4)お金儲けできるのか?という4つの観点で選出しました」と説明。そうした観点を十分に満たすと高評価を受け、「子育て応援フェスタ~出産・子育てをサポートするイベント~」が最優秀賞として選出されました。横浜ベイシェラトンが抱える宴会場の利用の課題だけではなく、横浜市や国が持つ少子化という課題にもアプローチしたもので、まさしく現代社会において需要がある提案だと評価を受けました。「もっとこういうことができるのではないか、ああいうことができるのかというイマジネーションが湧き上がるワクワクする企画でした。実際に、来年の開催を視野に入れ既に企画を具体的に進めており、横浜市とも連携し、企業の産休・育休を取得中の社員へ周知を行う方針です。実現に向けて今後もぜひ意見をいただきたいと思います」と石原氏は学生へさらなる期待を込めました。
最優秀賞を受賞した4名は「横浜ベイシェラトンに対しては、場所を貸す以外での負担が少なくなるようにするために何ができるかという点で企画を練りました。イベントとしては関係者のメリットを最大限化できる企画にしたく、参加者のニーズも考慮してベビーグッズを取り扱う企業などにスポンサーになっていただくことを考えました」と振り返り、まさか本当に開催を検討していただけることになるとは、と驚きを隠せない様子でした。

「子育て応援フェスタ~出産・子育てをサポートするイベント~」チーム

講評を行う石原氏
関東学院大学は、今後もビジネスのリアルを知り、1年次から学びを展開できるプログラムを促進していきます。

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