5月10日(土)、関東学院六浦小学校の礼拝堂にて、看護学部が第10回派遣式を執り行いました。派遣式は、3年次の長期実習を前に校訓「人になれ 奉仕せよ」を体現する看護実践を目指し、自己理解、そして他者理解を深めることを目的として毎年開催しています。式典には、多くの保証人の皆様が来場し、松田 和憲学院長、小山 嚴也学長らが激励の言葉を贈ったほか、学生らがキャンドルサービスを行いました。島田 多佳子看護学部長は式辞として「自己の成長なしには、人のため、患者さんのために看護師として在ることはできません。自分自身と相手のことに悩み、考え抜くことで、成長を実感できる実習になることを願っています」と述べました。



3年次代表の居村 治樹さんは実習へ向けた宣誓として「校訓“人になれ 奉仕せよ”の“人になれ”とは、相手の苦痛や不安を汲み取り、寄り添い、ともに歩む努力を惜しまず続ける豊かな人間性を育むこと。“奉仕せよ”とは、相手のために何ができるか考え、自ら行動する“心の姿勢”だと考えます」と語り、「私はこれまでの実習で自分を過信したり、よく見せようとしたりせず、自分にできること・できないことを見極めたうえで、真摯に支援することを学びました。自らの欠点や限界を知り、あるがままの自分を認め、愛することで、多様な価値観に心を開くことができる精神的な土台が築かれると思います。今後の実習においても自分自身と向き合い、他者への理解に努め、奉仕の心を実践することで、看護師として一人の人間として成長することを誓います」と結びました。
式を終え、栗田 陽香さん(同学部3年)は「患者さん一人ひとりが入院する前の生活で大切にされていたことを理解し、たとえそれが飲酒や喫煙など治療の妨げになることであっても、その方にとっては大事な生活の一部であったことを慮った声かけや看護を実践することが目標です」と実習へ向けた意気込みを語りました。
学生らは4週間の長期実習を経て、看護実践者として必要な知識を補うべくさらなる努力を重ねるとともに校訓を体現する人間性を育み、国家試験合格を目指します。



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