『教授Bar』を開催しました。

7月25日(金)、横浜・関内キャンパス KGUサロンにおいて『教授Bar』を開催しました。『教授Bar』は研究者との何気ない会話の中から、新たな発見や皆さんが抱える課題の解決の糸口が見つかればというコンセプトのもと企画されたイベントです。第1回目となる今回のホストは電気化学・リサイクル工学・無機分析化学の研究に携わる理工学部応用化学コースの友野和哲准教授。友野准教授はバーテンダーに扮してお客様をおもてなしします。ゲストには、株式会社大矢製作所 代表取締役 大矢賢司氏、株式会社スリーハイ 代表取締役 男澤誠氏、ハルエンジニアリング株式会社 代表取締役会長 平田達彦氏、京浜急行電鉄株式会社 取締役常務執行役員 杉山勲氏、京浜急行電鉄株式会社 新しい価値共創室課長 佐野泰氏をお迎えしました。
開催のきっかけは、友野准教授と企業の方たちとの「大学と企業との間には垣根を感じる。もっとざっくばらんに交流できる機会が日常的にあれば、ふらっと大学に立ち寄って、ちょっとした質問とか雑談ができる。そんな場所があったらいいよね」といった会話からでした。友野准教授は以前より、スリーハイの男澤氏とは、大学にて研究に関する技術相談を何度かいただいていたり、また、大矢工業の大矢氏からも微量分析に関する相談を受けていました。そこで、今回企画したようなイベントをきっかけに産学の垣根を少しずつ低くし、様々な企業の方との交流から更なる協創のきっかけが生まれることを期待しての『教授Bar』開催となりました。

当日、お酒をふるまうのに使用されたのは大矢製作所が手掛けた酒器。友野准教授が大矢製作所の技術とその造形に惹かれて購入したという私物の猪口「CLEAR陽と月」と大矢氏に当日持参いただいた「URUSHI朝露と霞」です。「CLEAR」は銅とアルミニウムを摩擦圧接加工という摩擦熱を利用して金属を分子的に接合する技術を用いて製作されたもので、切削加工、ヘラシボリ、磨きが施され美しい造形に仕上げられています。「URUSHI」は「CLEAR」に漆が塗り重ねられた漆の美を堪能できる一品です。会場にいた誰もがその美しさにため息を漏らしていました。これらは、大矢製作所の技術を一般の方にも理解してもらおうと開発された商品だそうです。

「CLEAR」月と陽

「URUSHI」霞と朝露

その他にも、幼い頃に化学に触れた瞬間の話や金属の匂いについて、それぞれの仕事の現場での技術の進歩についてまで話は膨らみ、横浜の夜景を眼下に食事とお酒を楽しみながら技術談義に花を咲かせていました。

関東学院大学は11学部14学科9コースを擁する総合大学で、その研究分野も幅広く多くの個性的な研究者が在籍しています。横浜の知の拠点として、その研究成果をこれからも発信し続けていきます。

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