「『ファッションセオリー:ヴァレリー・スティール著作選集』を読む──身体・欲望・フェティシズム」を開催します。詳細は下記をご確認ください。
ニューヨークのFITミュージアム館長として、展覧会企画と学術研究の両面からファッションスタディーズを牽引してきたヴァレリー・スティール。このたび刊行された同氏の日本オリジナルの著作選集『ファッションセオリー:ヴァレリー・スティール著作選集』(アダチプレス、2025年)は、学問や制度の周縁に位置づけられたファッションの歴史を批判的に捉え直し、それらをめぐる文化的実践を理論として読み解く試みを示す重要な一冊です。
本イベントでは、本書第3部「ジェンダーとセクシュアリティ」に収められた四篇の論考を中心に、スティール氏がキュレーションを手がける最新展覧会 Dress, Dreams, and Desire: Fashion and Psychoanalysis(The Museum at FIT、2025年9月10日〜2026年1月4日)に関する報告も交えながら、これまで氏が探究してきた衣服と身体、欲望と規範の関係について議論します。登壇者には、『フェミニスト、ゲームやってる』(晶文社、2024年)をはじめ、現代アートやゲーム論の領域でジェンダーやクィア表現を探究される近藤銀河氏、『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社、2023年)をはじめ、写真批評・フェミニズム美術史の視点から活動される村上由鶴氏をゲストに迎えます。訳者による応答も交えながら、今日のファッションスタディーズの理論的射程と批評的意義を多角的に検討します。皆さまのご参加をお待ちしております。
| 日時 | 2025年12月20日(土)14:00~16:00 定員:40名(先着順)/参加無料・要事前登録 |
| 会場 | 横浜・関内キャンパス YK-1603教室 |
| 登壇者 | 近藤銀河(東京藝術大学大学院 美術研究科 博士課程) 村上由鶴(秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻 助教) 鈴木彩希(関東学院大学 人間共生学部 講師) 五十棲亘(京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター)=司会 |
| 主催 | 科学研究費補助金 基盤研究(B) 「ミュージアムにおけるファッション展の日本的に関する総合研究」【JPS23K25274】(研究代表者:平芳裕子) |
| 書籍情報 | 書名:『ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集』 著者:ヴァレリー・スティール 監訳者:平芳裕子、蘆田裕史 訳者:五十棲亘、鈴木彩希、工藤源也 発行:アダチプレス、2025年 ISBN:978-4-908251-19-1 |
※当日は撮影を行い、イベントの様子として後日、本サイトに掲載予定です。
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