茅ヶ崎市の農園で都市農業の価値を学び自然と共に生きる暮らしを提案するプロジェクト科目「農園と食卓をつなぐデザイン」

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 人間共生学部では、3年の春学期にプロジェクト科目を開設しています。

プロジェクト科目とは、学生が学内にとどまらず社会の中にある課題を見つけ出し、解決方法を考えていく学修です。二宮咲子准教授(人間共生学部共生デザイン学科)が担当する「農園と食卓をつなぐデザイン」は、農園でのフィールドワーク(現地視察・聞き取り調査)や農業体験を通じて、都市農業の価値を学び自然と共に生きる暮らしを学生が提案するプロジェクトです。

まず学生たちが行ったのは茅ヶ崎市の農園での農業体験です。農家の方にご協力をいただきながら、生姜の植え付けを学びました。大河隼人さん(共生デザイン学科3年)は「植えるときに芽の向きが決まっていたり、野菜によって土をかぶせる深さが異なるなど、様々な工夫がされていることが実際に体験することでよくわかりました」と話します。体験後、各自の食生活を振り返る課題を実施した学生たちは、日々口にしている食材が誰によってどのように育てられているかなど、農園との繋がりを普段の食生活では感じにくい、ということにも気づくことができました。

そして、農園でのフィールドワークや農業体験を通じて、都市農業の様々な価値を学んだことを生かして、7月17日(土)には農園で一般の参加者を交えた野菜の収穫体験、野菜のスタンプと玉ねぎ染めによるコースター、ランチョンマット作りを行いました。このイベントは学生たちがアイディアを出して企画したもので、プロジェクトの集大成です。
収穫体験ではきゅうりやピーマン、かぼちゃなど様々な野菜を参加者に説明しながら、子どもたちが収穫するのを学生たちがサポートしました。
ランチョンマット作りでは学生たちが野菜についてのクイズを交えながら作り方を説明し、参加者は虫食いのため売ることができない野菜の実や葉をスタンプにして使いながらそれぞれ個性的なランチョンマットを作り上げました。
収穫したての新鮮な野菜を食べた参加者は「いつも食べている野菜より甘さが強く、野菜本来の美味しさに感動しました」と食材の味を楽しんでいました。また今まで苦手だった野菜を初めて食べたという子どももいて、学生たちが企画の狙いとしていた「食育」にもつながり、収穫体験イベントは大成功でした。

最終授業では学生たちがこれまでの振り返りを行い、「農園と食卓をつなぐデザイン」の成果をPowerPointや動画にまとめて発表しました。直井真優さん(共生デザイン学科3年)は、収穫体験イベントで配布した、農園で収穫できる野菜の解説や調理方法が記載された図鑑ファイルを作成し、「製作において、書体やフリガナなど、子どもたちが読んでもわかりやすい内容になるよう工夫をしました。この図鑑ファイルが手もとに残ることで、これからも継続して農園と食卓がつながり、家族で料理にチャレンジしてもらえればいいなと思います」とこだわった点を語りました。濱田直毅さん(共生デザイン学科3年)は、図鑑ファイルのレシピの考案を担当し、「自然が相手の農業なので、直前まで収穫できる野菜が分からず、当日どのような野菜が収穫できても良いように複数のレシピを考えました。また農薬や化学肥料を使わず育てた野菜なので、素材そのものの味を楽しんでもらえるようなメニューにしました」と振り返りました。

13名の学生たちとの4カ月に渡るプロジェクトを終えて、二宮准教授は「このプロジェクトを通じて、まず学生自身が野菜を自分たちの手で植え、育て、そして食べる、という体験をしたことで、都市農業の価値や農園と食卓のつながりを実感できたと思います。またコロナ禍で多くの制約がありましたが、感染症対策を十分に行い、安心して一般の参加者に喜んでもらえるようなイベントが無事に開催出来たのは、学生たちの緻密な企画、準備があったからだと思います。主体的に企画を考え、一人ではなくチームで協力し合う姿勢を身に付け、そして最後までプロジェクトをやり遂げたことは、学生たちの今後の自信に繋がると思います」と話しました。

関東学院大学は今後も実社会を学びの場とした「社会連携教育」を推進していきます。

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