栄養学部の田中弥生教授が、
横浜市中区総合防災フェアで
防災食に関する啓発ブースを出展しました。

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12月12日(土)横浜市中区の横浜港大さん橋ホールで開催された横浜市中区総合防災フェアに、栄養学部管理栄養学科の田中弥生教授が、防災食(非常食)に関する啓発ブースを出展しました。

この防災フェアは、横浜市中区役所が地域と区、関係機関が連携して地域防災力の向上を図ることを目的として毎年実施しているイベントです。今年は、新型コロナウイルス感染拡大のため事前予約制(2部制)をとり、感染防止対策も万全のなか開催されました。会場には、マグネシウムライトを使った防災工作教室や人気キャラクターによる防災ステージショーのほか、様々な防災啓発ブースが数多く並び、幅広い年齢層の参加者で賑わいをみせました。

今回のブース出展は、関東学院大学防災・減災・復興学研究所が横浜市中区からの依頼を受け、以前より災害時の栄養支援に関する研究を行う田中教授の協力のもと実現したものです。田中教授は、公益社団法人日本栄養士会の常任理事を務めており、日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT:The Japan Dietetic Association-Disaster Assistance)の活動にも精力的に取り組んでいます。JDA-DATは、東日本大震災をきっかけとして2012年に設立された栄養支援チームです。大規模自然災害発生時、迅速に被災地での栄養・食生活支援活動を行うために、平時から専門的なトレーニングを重ねています。また、防災イベントなどでの啓発活動にも積極的に取り組み、地域の防災活動を支援しています。

JDA-DATの協力も得て実施されたワークショップでは、災害時に災害支援医療緊急車両として活動するキッチンボックス搭載の車両も登場。専門スタッフから非常時における栄養の摂り方や非常食の作り方、おいしい食べ方などが紹介されました。また、本学の管理栄養学科に所属する4年生4名は、卒業研究のテーマとしている「災害時における加熱式弁当型の災害支援治療食の検討」について参加者へレクチャーするなど、災害時の食生活の認知・啓蒙活動に一役買いました。さらに、田中教授が共同研究を行う株式会社トーアスのドライパックや缶詰などの非常食もブースに並び、参加者全員にサンプルとして配付されました。

田中教授は「災害時の備えを考える時、トイレやお風呂など二次的なことを心配する人は多いと思います。しかし、非常時では、生命を維持するための栄養摂取が最も重要です。ただ単に備蓄をするのではなく、非常食においても栄養バランスを意識して選んでもらいたいと思っています。非常時でも、できるだけ平時と変わらない食事が摂れるよう、またアレルギーを持った方でも安心して備えられるように、このような機会を通して参加者の意識を変えていければ」とワークショップ出展への意義を語りました。

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