建築・環境学部 酒谷研究室が、関内駅前のパブリックスペースの使い方を考える社会実験に協力 横浜市都市整備局/環境創造局主催「大通り公園に、よりみちしよう。」

#パブリックスペースの活性化 #横浜・関内キャンパス新設

12/4(土)~12(日)にかけて、関内駅前の大通り公園で9日間にわたり開催されたパブリックスペースの使い方を考える社会実験「大通り公園に、よりみちしよう。」に建築・環境学部の酒谷研究室が協力しました。本実験は、横浜市都市整備局都心再生課が展開する「関内えきちか未来プロジェクト」の第三弾企画で、横浜FCや横浜エクセレンスによるスポーツイベントやワークショップ、マルシェなどが開催されました。期間中は、酒谷研究室の学生たちが制作した、置く場所や使う人によって多様な空間を創り出すことをコンセプトとするテーブルが「親子共存活動プレイス」として公園に設置されました。このテーブルは、塩ビパイプをベニヤ板の間に挟むことで軽量化し、また、足と天板をマジックテープでくっつけることで、組み立てが容易で持ち運びにも便利なよう工夫されています。大通り公園には普段はテーブルはありませんが、新たにテーブルを設置すると、イベントに訪れた人たちがひと休みできる空間を創出したり、マルシェ開催日には商品を並べることで賑わい空間を生み出していました。

3年生の伊東 惇さんは「自分たちで制作したテーブルが実際に使われているのを見て、置く場所や使う人が変わると使われ方が違うと気づきました。置かれた場所に馴染み、その場所ならではの空間を生み出すというのは、仮設式の良さだと感じました。」と今回のプロジェクトを振り返ります。同じく3年生の福田 明日夏さんは「今回のプロジェクトを通し、これまで接点がなかった関内の街の人とかかわることができました。街づくりに興味があるので、普段かかわらない人をどうやってその場所に招き入れるか、かかわりを持たせるかということを、引き続き研究していきたい。」と抱負を語りました。

修士1年の関 拓海さんは、前回の関内えきちか未来プロジェクト「親子で広場でDIY体験」から引き続き本プロジェクトのリーダーを務めました。「皆で様々な試作を繰り返しましたが、天板と足をマジックテープでくっつけるというアイディアは、その中でひらめいたものです。マジックテープがクッションの役割を果たしコンクリートの地面にテーブルの足が馴染むのでぐらつきが軽減されるという、予想外のメリットもありました。組み立てや片付けが簡単にできるので、本プロジェクト終了後も別の場所でも使っていただけることになり、うれしく思っています」と語りました。

今後も関東学院大学では、学生の研究や学びを地域社会の中で実践する教育を展開していきます。

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