横浜・金沢八景キャンパスで『皆既月食観望会』を開催しました。

#皆既月食 #天王星食

11月8日(火)、横浜・金沢八景キャンパス7号館の屋上にて『皆既月食観望会』を開催しました。

8日(火)夜、月全体が徐々に地球の影に覆われる「皆既月食」が観測されました。「皆既月食」は、太陽からの光によってできた地球の影の中を月が通過するときに見られる現象で、月が地球の影に徐々に覆われていき、太陽と地球と月が一直線に並ぶと月全体が地球の影に完全に覆われます。その完全に覆われた状態を「皆既月食」と呼びます。地球の大気層を通過した太陽光の一部の赤い光が月を照らし、赤黒い色に見えるのが特徴です。また今回は、月が地球の影に完全に覆われる「皆既月食」中に月の後ろに天王星が入る「天王星食」も見られました。「皆既月食」と今回の「天王星食」のような惑星食が同時に見られるのは、1580年の「土星食」以来442年ぶりと大変珍しい天体ショーとなりました。

夕方、日が暮れ始めると同時に観望会の会場となった横浜・金沢八景キャンパス7号館の屋上には徐々に人が集まり始め、月が欠け始める頃には大変な賑わいに。参加者たちは、本学天文部のメンバーが設置した天体望遠鏡や双眼鏡を使って夜空を夢中で見上げていました。

天文部部長の芝恭加さん(国際文化学部比較文化学科3年)は「天文部の部員は25名で、メンバーは皆、空を眺めるのが好きで集まっています。普段はそれほど多くない人数で観測を行っているので、このように多くの方々が集まる観望会は初めて。今日は皆既月食と同時に天王星食も見られるというので皆さんも期待してきてくれたのではないかと思います。その期待に応えるかのように天候にも恵まれて、観測の条件としては完璧です。珍しい天体ショーを楽しんでもらいたいと思います」と話し、来場された方々に、丁寧に天体望遠鏡を使用しての観測の仕方などを説明していました。

今回の観望会を企画した、高エネルギー天文学を専門とする理工学部 数理・物理コースの中嶋大准教授は、宇宙研究のエキスパート。参加者に向けて、天体の位置関係などを丁寧に解説しながらも、中嶋准教授自身も興奮した様子で珍しい天体ショーを楽しんでいました。

また、来場された方々からは「大学の正門付近までは来たことがあったが、建物に入ったのは初めて。上から見下ろすキャンパスの風景もとても綺麗で、学生さんたちはとても素敵な環境で学んでいるんですね」との感想も上がり、夜空以外の眺望も楽しみながら学生たちと交流する姿が見られました。

赤黒くみえる皆既月食中の月と天王星

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